• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。またまた今日も、お届けしてまいります。今朝は、朝から涼しいですね。日中もあまり気温が上がらないみたい。こんな感じの”ほどほど”がいいんですけどね。7月8月と、どんどん暑くなるんだろうな~。酷暑の予想も出てませんでしたっけ? 熱中症にも、これから要注意ですね。

報道こそ落ち着きをみせてきましたが、現在も、謝罪・回収のCMが続いてますよね。そう、例のベニコウジサプリの問題。ベニコウジっていうと、何か危険物質みたいなイメージが付いちゃいましたね。でも、業界的にも無視できない、ある問題が発生してるらしい。それは、ベニコウジ色素を使った食品へのバッシング。カニカマなんかにも使われる事があるので、当社にとっても対岸の火事ではない。食品メーカーさんは、ベニコウジ色素の安全性を、必死にアピールしてるんだけど、危険な食品を野放しにしてる、みたいなクレームが止まないんだとか。

そもそも、ベニコウジ色素は、食品添加物。そして、食品添加物とは、食品衛生法で定められた、成分の規格が明確で、安全が確認されたものに限られてる。もちろん、摂取量など、使用の基準も決まってるし。例のサプリみたいに、製造工程中にブラックボックスが存在した物とは違う。製造中にカビ毒が発生してた、なんてのは、結果的にブラックボックスだったってことですよね。字ヅラだけを追って、クレームを出してる皆さん、少し勉強して出直すように。食べたくなけりゃ、食べないようにすればいい。それは自由。でも、人々を不安にさせるのは違うのかと。そもそも、添加物が何でも悪い、って思うのも、どうなんですかね。あくまでも摂取量の問題ではないかと。大量に摂取すれば何でも毒だよ。余計なものを摂らないようにしよう、ということならいいでしょうけど、「お前ら、毒を喰ってる」みたいな言い方は、的外れではないですかね。モリ介が、ここまで頭に血が上るのは、あるメーカーさんから聞いた話もあって…。続きはまた後日。

少々頭を冷やして、今朝の卸売場。西日本は結構荒れた天気のようですね。こちらの方にはあまり影響はないようですが。北海道からの荷物が少ない火曜日、天候の兼ね合いもあって、荷物は少なめ。こういう日の取材は、厳しい事が多いけど、どうなる事やら。蔵出しスペシャルもあるかも、と、考え始めたその時…。

なぜかゴマサバの箱の上に、ポツンと置かれたこの箱。宮城県は気仙沼産のヒラマサ、2尾入り、5.7キロです。目の下、というか横から尾びれまでつづく、黄金色のラインが特徴的。モリ介は、あんまりヒラマサって食べたことがないかも。この辺じゃ出回りが少ないですよね。西の方の魚だから、と思っていたら、何と北海道でも獲れるんだそう。まあ、ブリも北海道でも結構揚がるし。本当は、サケとかサンマとか、北方系の魚がもっと獲れてほしいんですが。でも、このヒラマサ、ブリとは違うのは判るんですが、カンパチに似てません? どこかに、カンパチなかったかな~。あ、いたいた。

体長は40センチ程と、少々小さいですが、福岡県産のカンパチ、6尾入り、7.3キロ。もちろん天然で、活き締めがなされてます。上のヒラマサと比較すると、黄金色のラインが少々色が薄め、というか暗い。体表の色も、何か違いますね。調べてみると、赤紫色がかっているのが特徴なんだとか。あ~、確かにちょっと赤っぽい。ヒラマサとは違うか。でも、比較すればこそ判るんで、単独で見た場合、モリ介には正直厳しいかも。多分判んないよ。

あ、まだ時間がある。それじゃ、昨日、仲卸さんの売場でみかけたこのお魚を。

あんまり見たことがない魚でしょ? モリ介も、売場で見るのは初めてかも。青森県産のコブダイ、8.3キロです。仲卸の営業氏によると、ヒラメみたいな味わいで、とっても美味しいんだとか。クセのないすっきりとした味わいの中に、上品な脂が感じられる、と、こんな表現でしょうかね。モリ介は、食べた事がないですけど。ただ、頭が大きいので、思ったよりも歩留りが悪い魚、なんだそう。これも、仲卸の営業氏から、教えて貰いました。あ~、多分、昨日のうちに誰かの胃袋に納まっちゃったんだろうな~。はっきり言って、羨ましいです。

そろそろお時間。曇り予報だったけど、日差しも出てきたようですね。本日もお健やかにお過ごしください。明日は水曜日でお休みです。また木曜日に。モリ介でした。