週末土曜日、本日も市場は開場しておりますよ。こんにちは。モリ介です。
朝晩がやっとひんやり、と先日言いましたけど、撤回!撤回だよ。前言撤回! う~暑い。前に書いたかもしれないけど、モリ介の家は、築ウン十年のオンボロ集合住宅。だけど、鉄骨造りなんですよ。骨組みの鉄骨や壁や床のコンクリートが、一旦温まってしまうと、とにかく暑い。窓の外はアスファルトだし。外の空気が少しひんやりしても、中は暑い。窓を開けても、なかなか冷えてこない。つまりこういう事。部屋の中はエアコンで、まあ涼しいとしましょう。廊下に出るとサウナ風呂。そして玄関から外に出ると、あれ?そんなでもない。とか、いう感じ。
冬もひどいんですよ。外出時は暖房、当然消しますよね。留守の時間が長いと、すっかり建物が冷えてしまって、暖房を点けても、なかなか部屋が暖かくならない。例えば、家族でどこか、泊まりに行くとするじゃないですか。帰る日の朝、ちょっと冷え込んだりすると、午後の帰宅時、外気温5℃、室内温度0℃、なんてよくある。あ、床がちょっと高いせいもあるんですかね。なぜかはよく判らないけど、この建物、地面から床面までが70センチほどある。数年前に、古くなった水回りを改修したんだけど、工事業者が、「配管が楽~」と喜んでました。なので、内水氾濫とかで、水があふれてきても、床上浸水は絶対ないかと。モリ介ん家から少し歩くと、坂が二ヶ所あって、水がそちらで溢れるくらいでないと、水が溜まることはないですね。
モリ介母の記憶だと、大昔、中津川から水があふれて、河南地区が大変な事になったことがあったらしい。モリ介も、杜陵小学校から下ノ橋中学校辺りまでは、すっかりコンクリートの護岸があった記憶しかないですから、それなりに危険性をはらんだ地域ではあった、ということでしょうか。でも、岩手公園側には、全然護岸がありませんけど、大丈夫なんでしょうかね。それなりに、根拠があっての事なんでしょうけど。
ツラツラと書いたけど、いったい何の話なんですかね。我ながら、まとまりの無い話だな、とは思ってます。
気を取り直して、今朝の卸売場。昨日のニュースで、大船渡でのサンマの初水揚げの話題をやってましたね。市場での入荷はどうかな~、と見渡してみると、あれ~、無い。北海道ものは入荷があるようだけど。仕方ない。大きいサイズはあるかな、と思っていると、ありました。2キロ15尾。報道でも、昨年よりは大きい魚体が多い、と言ってたし。念のため、担当者に、大船渡産の入荷はどんな感じか聞いてみると、「大船渡産と気仙沼産はあっち側に並んでます」とのこと。あ、あるじゃん、大船渡産。お~っと、4キロ27尾ってのがある! その魚がこちら。
虫食いも無いし、立派! 素晴らしいですね。このぐらいの魚だったら、ぜひ食べたいですね。お値段次第ですが。昔、サンマが不漁になる前は、量販店に並ぶサイズって、だいたい4キロ25尾から27尾ぐらいが多かったですよ。大型サイズってことで、4キロ23尾とか。というわけで、皆さんが飽きるくらい食べてた頃のサイズ、ということでご理解いただきたいと。食べてもいないので、脂ののりについては判りかねますが、くちばしの色が黄色いと脂がある、という話もありますので。って、写真、見切れてますな。こんなこともあろうかと、くちばしのアップ、撮ってました。
ご覧くださいませ、見事な黄色。脂ののりも大丈夫そうですよ。そして気になるお値段なんですが、一頃のような、1尾2千円、とかは無いんですけど、ワンコインでの購入は、全然無理でした。でも、1尾150グラムほどの大型ですからね。ここ数年は、簡単には手に入らなかったサイズですので、ぜひお試しいただきたいかと。
報道では、高値でもキロ当たり1500円ほど、と、浜値を伝えてましたが、この価格を聞いたところで、小売価格がどうなるかはわからないんですよ。実際に、こんな質問を受けることもあるんですけど、「キロ1500円だったら、150グラムの魚は、0.15キロ×1500円/キロ=225円が原価じゃないの?」 違います。それは、獲れた魚が全部150グラムだった場合の話。海で獲れた天然の魚ですよ。大小は必ずある。小さい魚の割合が多い場合と、大き目な魚が多い場合では、同じキロ1500円でも、価値が違いますからね。それに、魚を選別する手間暇や、発泡スチロール代とか運賃とかもかかってくるので、あくまでも浜値については、昨年比とか平年比での参考程度に考えるのが正解ではないかと思いますよ。
説教じみた話になってすみません。担当者によれば、予想よりも大型が多く、量販店が取り扱いしたがる、4キロ40~45尾前後の魚が、あまり多くないのだとか。このあたりのサイズだと、ギリギリ100円台でも売れそうですからね。注文が多いサイズだけど、全量応じるのは現状、難しそう、とのこと。いやいや、大型サイズ、食べましょうよ。イタズラして、気仙沼産4キロ40尾と大船渡産27尾を比べてみたら、こんな感じに。
上が40尾サイズ、下が27尾サイズ。全然違いますね。小さいのは虫食いもあるし。ポツっと黒い点がありますよね、上の魚。これが、虫に喰われた跡なんです。写真では判りずらいですが、くちばしの色も違いましたよ。それに、漁業者さんの、報道でのコメントにもありましたよね。今後、大型の漁獲が続くかはわからない、って。ここで、一つの結論が導き出されましたね。「とりあえず、今は、大型サンマを食うべし」ということで、いいのかと。
あ~、今週は、積み残したネタがいくつか出てしまいました。だけど、来週は、台風の襲来が予想されてる。魚の入荷が少なくなる可能性も、相当にあるのかと。その時に、蔵出しみたいな形でご紹介できると思います。それでは、今週のブログはここまで。また来週、月曜日にお目にかかります。モリ介でした。