こんにちは、モリ介です。今週最後の投稿です。
なんか週末は天気が不安定みたいですね。今日は荒天の所もあるようなので、充分お気を付け下さいね。
さて、今日の卸売場。目立った箱といえば、これでした。
市場人で、この手の箱を珍しがる人は、皆無でしょうな。モリ介も、ネタにしようか、ちょっと考えたぐらい。
”SALMON”とあるので、輸入のサケであることは、判りますよね?
中身を見せてもらうと、こんな感じ。
細かく砕かれた氷の中に、ありました、鮭の半身。
箱は結構大きく、鮭の半身が10枚入ってます。表示の重量は17.8キロ。氷の重さが加わるので、優に20キロは超えてます。
写真を撮るために、一旦下に降ろしたけど、元に戻すのにちょっと大変。
そして、もうちょっとアップで撮影。
このサケは、チリ産のアトランティックサーモン。この半身で、1.88キロ。
寿司ネタでお馴染み、特に若い世代で絶大な支持を得ている魚です。
生のまま真空パックされ、氷詰めの冷蔵状態で、日本へ空輸されてきたものみたいです。少々消費期限が近いので、お安く提供できる商材のようですね。
箱の表示を見ると、”トリムB”とある。トリムB??
トリムCとかEだったら聞いたことがあるけど、B?
調べてみると、半身のサケの加工度を指す言葉で、Aから始まり、加工度が高くなるにつれて文字が進んでいき、Eまであるみたい。
トリムAは、中骨と腹骨が取り除いてあり、さらに、カマとヒレなどを外したものが、Bなんだとか。
Bから小骨を取ればCで、尾とハラスを取ればD。さらに、皮をはいでしまえばEとなる、とのこと。
トリムEだと、切り分けるだけでお刺身が完成しちゃいますよ。
ちなみに、世界の水産物の水揚量って、増えてると思います?それとも減ってると思います?
ここ数年は、魚の水揚量の激減が話題となってますが、それは天然での話で、養殖魚はどんどん増大中。養殖が増えたおかげで、水産物の水揚げは総体で増えてるんです。
その中でも圧倒的な養殖量を誇るのが、この、アトランティックサーモンなんです。
ノルウェー産なんかも有名ですよね。
以上は、水産商社の営業さんの受け売りでした。
もうあんまり、時間が無いな。
年末も近いので、それらしい商材が入荷してます。スナップ的にご紹介。
まずはこの段ボールの山。商品に近づいてみると。
おせちに欠かせない食材、昆布巻でした。これはニシン巻。他にもサケ巻がありましたよ。
でも、世の中は、冷凍おせちセット通販の全盛。単品販売は年々少なくなる傾向のようです。
でも、モリ介は、好きな物だけを食べたいので、今年も単品狙いで買い物をするつもり。あまり興味の無い食材にお金をかけるのも、ちょっとね。
そして、もう一つ、山になってたのが…。
県内有名メーカーさん製造の、これまた超有名商品に、なんとなく似た感じのこの商品。
本家さんは、アワビなんかが入ってて、お高い価格設定になるけど、お手軽にお求めになりたいなら、こういう商品もアリ、ってこと。
イクラやホタテなど、価格も落ち着きつつある原料を使ってるので、企画としては、いいタイミングなんでしょうね。
以上年末を感じさせる、市場スナップでした。
時間がヤバいので、今日はここまで。冒頭に書きましたが、明日は都合により、当ブログはお休みです。市場は営業しますよ。お間違いなく。
また来週。モリ介でした。