こんにちは。モリ介です。どうやら雨模様になりそうな火曜日、お届けしてまいります。
石割桜、咲き始めってテレビでやってましたね。2、3日どころか次の日に咲き始めちゃった。意外とすぐなんですね。ということは岩手公園も、来週と言わず、今週中にも花が咲いたりして。ところで、盛岡で一番最初に桜の花が咲く、と言われていた旧栃内病院の桜の木、今はどうなってるんでしょうかね。3、4本あった桜の木も、数年前に1本だけになっちゃった。それでも残った木は元気に花を咲かせていたはずだけど、病院が移転してしまいましたからね。忘れなければ、ウォーキングの時に行ってみましょうかね。でも、たぶん忘れて、別な所に行っちゃうな、絶対。
コメの値段、全然下がらないみたいじゃないですか。むしろ上昇中とのこと。備蓄米放出も全然効果がない、ってどういう事でしょう。落札先が偏ってるからとか、いろいろ言われてますが、そんな事より、これからどうするんですかね。備蓄米の買戻しって、本当にやるの? 飼料米から主食用米へと転換する農家さんも多いようですけど、備蓄米へ供出する分を除いて、本当に需要に応えられるんでしょうか。また、飼料用のコメが少なくなって、肉の生産には影響がないんでしょうか。報道を見ているだけでいろいろ心配な点が出てくるんだけど、全然答えが明示される気配すら感じないんですが。なんとな~くだけど、不都合なことを隠そうとしてるようにも見えたりして。
今頃になって、政府は小売業者とも懇談の場を設けてるようですが、半年遅いっつーの。なんか時間稼ぎしてません? 今年度産米の増産ですべてが解決できると思ってるようですが、そんな能天気なことでいいんでしょうか。まだまだコメ不足は続くんじゃないですか。確かに昔のようなコメ余り状況を危惧するのはわかりますがね。だけど、余るのを恐れてコメ不足を良し、とするんじゃなくて、コメを余らせないように、生産者が赤字で苦しまないように、インバウンド需要にうまくコメを乗っけるとか、そのような政策が求められてるんじゃないかと。そのうち、かの大統領閣下に、”主食のコメが足りなくて国民が困ってるのに、高関税を掛けて国民を困らせている。なぜアメリカのコメを輸入しない?アンフェアな状況を解決するチャンスじゃないか”とか言われちゃいますよ。
コメがないとモリ介は困るので、ついつい発言がヒートアップしちゃう。この話題はこのへんにして、卸売場の話題へ。今日も色々と撮れ高もあったんですが、最後の最後で、見っけちゃいました。鮮魚品の売場ではこれまで、お目にかかれてなかったこの商材。いや、入荷はあったと思うんですが、数量が少なかったのか、モリ介がただ見逃していたのか、わかりませんが、ようやく出会えました。
北海道は根室産の時サケです。腹が開かれて、内臓が取り出されているのが判ると思います。この状態を業界ではセミドレス、と呼びます。セミドレス状態のこのサケは、4尾入り6キロでありました。時サケとは、ご存じのように、シロザケのこと。秋に獲れれば秋サケとなりますね。時期外れなので、時知らずと呼ばれ、時サケとなったわけです。産卵期前の回遊中のサケなので脂もたっぷりなんですね。サケの資源がたっぷりだった昔は、鮮魚品の他にも塩漬けされた、いわゆる塩時サケなんかも、普通に流通してましたよ。特に沿岸筋のお客さんのニーズが高かった記憶がありますね。何でサケはこんなことになってしまったんだか。今では考えられませんが、三陸産の秋サケも大量に獲れて、言葉は悪いんですが猫マタギ状態だったこともありましたね。国内加工が間に合わなくて、中国に大量に輸出して、中国産となった切身が、とんでもなく安く出回った事もあった。安かったけど、当時は中国産ということで、売れ行きもそれほどでもなかったはず。この件ではモリ介には苦い思い出がありまして、ある量販店さんから、店舗改装前の特売ということで、商材を自由に持ち込んでいいから、対面販売をやってくれ、と依頼が。モリ介は意気込んで、三陸産原料だけど中国加工の、塩漬けではない冷凍の秋サケ切身をチョイス。1切150グラムアップで、利益率も十分な上、98円で販売できる商材を持ち込んだ。その量10キロ入り5ケース。お客さんは入るんだけど、全然見向きもされなくて、50キロのうち10キロしか売れなかった。当時は中国産を嫌がる人も多かったですかね。結局残したサケ切身、お店に引き取ってもらって、平謝り。改装前で在庫を減らさなきゃならないのに、その逆になっちゃって。それが今では水揚げも少なくなり、超貴重な資源になってる、って、当時からすると信じられませんね。
そして、お次のネタも、サケ。同じく根室産の紅サケですよ。日本国内ではあまり水揚げされないので、貴重と言えば貴重ですかね。これもセミドレスです。
4尾入り、7.2キロでありました。今国内で流通してる紅サケは、ロシア産が大部分でしょうかね。昔はアラスカ産紅サケが多くありましたが、今やアメリカ国内でほとんどが消費されてる。ステーキ用とか缶詰とかですかね。スジコは別ですけど、アラスカ産で5月ごろに解禁となる、シーズン幕開けとなる産地がカッパーリバーというんですが、その紅サケが入荷するタイミングで、量販店でも大々的なセールをするんだそうです。今やアメリカ国内でも高値流通が当たり前となっていて、これじゃ日本に入ってこないわけだ。本チャン紅サケといのが昔あったんですが、これは日本船がロシア海域まで漁に出かけて行って、そこで漁獲した紅サケを船上で生状態で塩漬け処理をして、その後冷凍して流通するものを指しますが、生状態で処理しないのに本チャン呼びしてるものもあるようですね。現状はどのようになってるのか、モリ介もあまり詳しくはありませんが、一つ言えるのは、間違いなく旨いと思います、この紅サケ。何か記述で間違っている点があれば、ご指摘いただきたいと思います。正直あまり自信がないんですよね。
さてとお時間も迫ってきましたかね。今週前半のブログもここまで。明日は恒例の水曜休市でお休みです。なんかしばらくは天気もはっきりしないようで、晴れ間も木曜日ぐらいまでお預けみたい。モリ介もやらなきゃならない事が山詰みだけど、なんか気が進まない。晴れてくれればやる気も出るのに~。とは言いつつ、晴れたら晴れたで、日差しの下のビールは最高、とか、なりかねない。あ~、お刺身が食べたいんだけど、呑んでる暇が無いし。あ、モリ介はアルコールなしでは、刺身も寿司も食べる気がしません。モリ介父の所へも顔を出さなきゃならないので、しばらく厳しいかも。モリ介父は、一頃より、頭の方はだいぶシャッキリしてきて、病院での検査の結果は、90歳越えとしてはかなり優秀、との評価が出てる。なんだかんだで言いつけられる事も多くて大変ですわ。それではまた木曜日にお目にかかります。モリ介でした。