• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。ホントにィ?という感じでもう週末土曜日。ですが本日も市場は絶賛営業中。お届けしていきますよ。

東北の夏祭りも盛岡さんさ踊りで開幕ですね。皆さん暑い中お疲れ様です。モリ介は前職を離れ、市場勤務になってからは、あまりご縁がないでしょうかね。だって、翌日も出勤だし。営業日と関係なく仕事をしていた時期もあったりしたんで仕方がない。正直あまり人混みは得意じゃないこともありますかね。モリ介嫁はパート勤めをしていた時期に、お祭りの裏方をしていたこともあって、モリ介は差し入れには何度か行きましたが、そんな程度。前職時代には参加したこともありましたが、朝7時からの勤務で、急いで仕事を終わらせての夜の踊り参加は、正直キツかったです。結構ヘロヘロなのにそこから踊りって、暑さも相まってもう地獄。本社の総務担当が写真撮影でパレードの列の中に入ってきて、カメラを構えてこう言う。「笑え~!」 笑えるかっつーの。もう顔を引きつらせて踊ってたと思います。ですから、満面の笑みで踊ってる皆さんはすごい、と思いますね。新聞の一面の写真を見て、思わずそう思いました。嫁は嫁で、事前の準備から当日の段取りまで、やはりキツい思いをしてたそうで、本心を言うと、太鼓の音はもうたくさん、なんだそうです。なんかお祭りの盛り上がりに水を差すようで申し訳ないんですが、こういう人もいる、という事でご勘弁を。太鼓の音を聞くと血沸き肉躍る、そんな人は多いと思いますが、何事にも距離を置きたい人はいる、という事でしょうか。ほら、フランス革命の記念日は7月14日で、先ごろ終わったんですが、パレードや花火で華やかに盛り上がりを見せる中、旧貴族の人々の中には、門やカーテンを閉め家の中に閉じこもってその日が過ぎるのを待つ、そんなお家もあるそうですよ。光の部分があれば陰の部分もある、そんな感じですかね。

さて、思いがけなく休漁となってしまってましたが、明けて昨日は漁も再開。今朝の卸売場は、というと、物量はある程度戻ってましたが、やっぱりこの時期はね、しょうがない。でも、カツオ、ブリ、アジ、イワシあたりは姿を見ることができましたよ。そんな中でのご紹介は、なかなか見られないほどの大型があったこの商材。

アワビです。左上に20センチスケールが乗っかってますが、結構大きいサイズであることがお判りいただけたでしょうか。だいたい13センチほどの横幅がありましたね。こんなサイズが三陸で、という訳ではなく、これは韓国産の養殖もの。箱には200グラムアップ、と書かれてました。つまり200グラム以上あるサイズ、ということ。13個入りで3キロでしたので、平均230グラムぐらいになりますかね。お値段を聞いてみると、養殖ものだから、でしょうか。バカ高な価格ではないようにモリ介は感じましたね。お料理になった場合、どのくらいの価格になるのか、興味あるな~。一個まるまる食べたらきっとアゴが疲れるんじゃないでしょうかね。

そして今朝の二ネタ目は…、迷ったんだけど、やっぱりその時のタイミングが大事なんで、カツオについてお伝えしようと思います。今朝もカツオは多くは無いけどまずまずの入荷。大型は少なめでしたが。先月は、というと、物量はあったものの脂ののりには物足りない場面が多かったんですよね。でも今朝の入荷は、見本を見る限りでは、そこそこの脂ののりが期待できそう。証拠の画像をどうぞ。

売場に並んだカツオの見本です。身を4分の1におろしたもの。下側が皮です。左側3分の1あたりから右端にかけて、皮のすぐ上に白っぽい部分がありますよね。そこが脂のある部分なんです。お刺身でも、皮をはいだ後が白っぽいものがありますが、それは脂のある個体。刺身の全体が白っぽいものは傷んでいる可能性が高いので食べないように。その前に臭うはずだけどね。この見本は、宮城県は気仙沼産の4入り8.8キロでした。このほか1尾入りも脂があったようですよ。そして今日は写真をもう一枚。おろされた側の様子をどうぞ。

魚の背びれが手前に向いてます。きっちり4分の1が欠けてますね。背側の四半身というのはこういうこと。ですので腹側の四半身、となると正面に見えてる部分になります。暑さもピークを迎えて、涼しさを感じさせる薬味も豊富になってくる時期です。薬味をたっぷりのせて楽しむカツオ、夏の醍醐味の一つであることは間違いないですね。お店でお見かけの際はぜひお買い求めくださいね。

そんなこんなでもう時間が過ぎちゃった。今週のブログもこのあたりでお終い。ご覧いただきありがとうございました。さんさ踊りもまだまだ続きますね。なんかネガティブな話もしちゃいましたが、モリ介はお祭りに参加しないときは、同僚のフォローや駐車場の整理なんかをしてましたよ。そういえば女子社員の浴衣の着付けを、モリ介母とモリ介祖母にお願いして、何年間か手伝ってもらった事もありました。祖母は数年前に他界しましたが、母はまだ健在。脚が丈夫な頃は、ちょっとしたフォーマルなお出かけには必ず着物を着て出かけるくらい、着付けには自信があったみたいです。踊りに参加される皆さんは、熱中症はもちろんのこと、浴衣の着崩れにも注意しつつ、しっかりと楽しんでください。それではまた月曜日に。