• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今週もよろしくお願いします。

いや~、寒い。出勤時も、車の外気温計、3℃でしたよ。まだ夜明け前だから、これからまだ下がっていくでしょうね。予報は…、というと、1℃! 真冬じゃん! 昨日やっと扇風機をしまったばかりなのに、もうこれかよ。盛岡って、本当にもう!

先日の記事で、ちらっとだけど、呼吸器関係の診療を受けてる、って書きました。そのことでちょこっと。唐突ですけど、皆さんは、イビキってかきます? モリ介は、若い頃から、とにかくヒドかった。出張やら、慰安旅行やら、何かの泊りがけやらで、被害者が続出。一晩中一睡もできなかった人は、両手では済まないほどの人数。音量もさることながら、途中で呼吸が止まるんで、気になって眠れないらしい。え?止まった?死んじゃう?ってなって、ブワーとまたイビキが始まる。そりゃ眠れんわ。ちなみにそのあたり、本人は、一切の自覚がございません。その節は、被害者の皆さん、本当に申し訳ございませんでした。

モリ介嫁と結婚した当初もそのとおりで、嫁は、一時ノイローゼ寸前になった。早くも新婚旅行で具合が悪くなってたんだから。帰りの飛行機なんか、顔が真っ青。でもしばらくすると、何かしらの音がないと、眠れなくなってしまった。人間の適応力って、すごいもんですね。じゃあ今は?っていうと、モリ介、10年ほど前から、イビキはかいてないんですよ。かけない、っていうのが正しいかも。

睡眠時無呼吸症候群って、聞いたことありません? モリ介もまさにそれで、ごく短いやつも含めると、一時間当たり100回以上止まってたらしい。治療法としては、シーパップという、鼻マスクを装着して寝るんですよ。人工呼吸器の鼻だけのやつね。ホースが機械につながっていて、強弱は自動でコントロールされるんだけど、基本、えらい勢いで空気が送り込まれる。装着してみると分かるんだけど、口は常時閉じてないと、呼吸そのものができない。口を開けると、鼻から送り込まれた空気が、口から抜けて、肺に空気が入っていかないんですよ。理屈はよくわからないけど、とにかくそうなる。口を開くと死んじゃうんで、強制的に鼻呼吸になるわけ。イビキのほとんどが、口呼吸のせいだから、イビキが止まる、こんな感じ。でも、この治療法、すごいんですよ。というのも…。あ~、また長くなりそう。というわけで、この続きの話はまたいつか。

卸売場は、というと、ブリもサンマもカツオも多い。またもや売場に入りきらない。見当たらないのは、シケで入荷の無かったスルメイカぐらいですかね。ん~、でも、最近取り上げたものばかりかな~。とは言っても、見た事のない魚ばかりで毎日のブログが成立するわけもないし…。そんな中見つけたのが、しばしば入荷はあるし、これからも続くであろうけど、ちょっとばかり大きく見えたこの魚。

実は、この写真の魚、上と下は違う種類ですよ。さて、どちらがスケソウダラでしょうか。このネタ、前もやったような気がするけど、いいのいいの、気にせず続けましょう。答えは、下がスケソウダラで、上がマダラです。どちらも青森県の下北産。同じ出荷者さんが送ってくれました。スケソは、4尾5.1キロ。マダラは4尾5.5キロでありました。ですが下のスケソ、箱の中で1尾だけ特にデカいヤツ。間違いなく1.5キロオーバーかと。体長も50センチはありましたね。尾を伸ばすと、箱からはみ出てましたよ。すみません。写真では、スケソの尾が見切れてましたね。ま、何となくお互いに体の模様も違うんですが、決定的に異なる点は、というと…。

右のマダラの下あごに、ポヨンと1本のヒゲがあるんですが、スケソにはありません。ていうか、この写真、構図とかピントの当て方がおかしい。無い方にフォーカスしてどうすんだよ。マダラのヒゲ、判りますかね? ヒゲの存在については、もちろんモリ介に前もっての知識がある訳でもなく、以前に取り上げたときに調べた結果であります。今日は、同じくらいの大きさの、産地も同じスケソとマダラがありましたので、記事にしたんですけどね。スケソについては、このぐらいの大きさだったら、食べ応えもありそうですよね。みそ汁や鍋なんかが旨いのは、さすがにモリ介でも知ってましたが、ネットの情報によれば、甘辛く煮付けると、とんでもなく美味しいんだそう。モリ介は、食べた事がないかな。機会があればチャレンジしてみたいかも。

そして、もう一ネタは先週の取材から、ってしようと思っていたんですが、卸売場からの引き上げ際に気が付いた、この魚。って、見た目は同じなんですが…。

何のことはない、サンマです。何が違うの、というと、これ宮古産です。4キロ30尾サイズ。先週末には入荷が始まっていたはずなんですが、撮れ高が予想に反してあったので、つい、見逃してしまいました。モリ介としたことが、申し訳ございません。新聞やテレビでも報道されてたようですね。売場で気が付いてよかったよ。このままスルーしちゃうところでした。新聞の記事によれば、宮古の初水揚げとしては、過去30年間で最も時期が遅い、とのこと。脂ののりもまずまずのようなので、晩秋の味覚として、まだまだ楽しませてほしいですね。贅沢を言うならば、もうちょっと大きいヤツがもうちょっとお安いといいんですがね。モリ介は、骨まで食べられるくらいに煮付けた、甘辛煮が大好きなんですが、過去数年の中では豊漁、とはいえ、昔に比べたらまだ全然。なので、予算的にはまだ厳しいんですよ。サンマ様、ぜひとも近海まで大挙して押し寄せていただき、モリ介の財布をお救い下さいませ。

それでは、今日のブログ、お開きとさせていただきます。明日は、今日ほどは寒く無さそう。でも、油断は禁物ですよね。モリ介も、風邪ウィルスに捕まらないよう、気をつけようと思います。それではまた明日。モリ介でした。