今週もお届けしていきますよ。こんにちは。モリ介です。
ついに雪が積もっちゃいましたね。昨日も懲りずに朝のウォーキングに出かけたんですが、準備してるあたりは、そこまでではなかったんですけど、5時半ごろには2センチぐらいに。モリ介が、信号待ちをしてると、軽自動車が右方向から右折をしようとしてたんだけど、なんか走りが変。スリップをしてる感じではなかったけど、ものすごくノロノロで。もう一つ先の信号を過ぎたところにあるコンビニに入っていったけど、駐車場の区画に入っていかない。行けないのか? アクセルを踏むのを逡巡してるようにも見えましたね。結局、モリ介が通り過ぎても、人が降りてくる気配はなかったです。もしかして、アンタ、まだ夏タイヤか?
雪があまり降らない地域では、積雪時にノーマルタイヤでいける、と思ってる人が、いまだにいるのは、もう驚きでしかありませんね。あれだけ報道されてるじゃありませんか。シャーベット状の積雪の中、発進できないでフラフラしてる車。トラックやタクシーなんかの、プロドライバーでもそうなんですから、言葉は悪いけど呆れちゃいます。少しでも雪が積もったら、ノーマルタイヤでは、車は前に進みませんよ。東北地方では、全員が知ってます。
大昔のモリ介がまだ若い頃。12月の上旬でしたかね。盛岡市の緑ヶ丘だったか黒石野だったかで、夕方に研修会があったんですよ。あいにく降り出した雪が路面を白く彩り始めてる。いわゆるシャーベット状の路面でした。モリ介の周りの参加者は、誰もまだ冬タイヤを履いてない。部門長が「タクシーで行け」というので、4人でタクシーで現地まで行くことに。確か三ツ割の坂に差し掛かったとたん、大渋滞で車が動かない。原因はノーマルタイヤで坂を登ろうとした車。あの頃は北山のトンネルなんか無かったから、その道しかない。対向車を避けながら、一台ずつ、その車を追い越すんですよ。みんなで「なんだよこの車」とか言いつつ、帰りの路面が気になって仕方がない。だって誰も冬タイヤ履いてないんだから。研修会が終わって、事務所まで再度タクシーで帰る。問題はその後。4人中2人は、しょうがないから歩いて帰るといって、事務所に車を置いてった。もう1人は、これも車を置いて、嫁さんに迎えに来てもらう、という。さあ、モリ介は、というと、シャーベット状だから何とかなるべ、と、こんな感じ。幸い帰り道は平坦だし。なんとかかんとか走り出したけど、信号で止まると、右左折に大苦戦。直進は何とかなるんですがね。ハンドルを切ると、FFの車だったけど、前のタイヤが大空転。スピードは出さないから、ブレーキは大丈夫なんですよ。その日は普段の5倍ぐらい時間がかかって帰ってきた。次の日がたまたまお休みだったので、慌ててタイヤを交換しましたとさ。昔は若かったので、自分で交換できたけど、今は全然ムリ。タイヤを持ち上げて、中腰のままボルトにホイールの穴を通すのがまずキツい。軽自動車のタイヤぐらいだったら、できるかも、ですが。だいたい寒い中での作業ですからね。そういえばモリ介の後輩は、軽自動車だったけど、30分あれば4本交換できます、って豪語してたなあ。
あらら、調子に乗って、長文になっちゃった。時間もないし、早速卸売場の話題へ。昨日は荒れた天気のところも多かったでしょうから、入荷はどうかな~、と思っていたけど、そんなに少なくもありませんでしたね。その中で目立っていたのは、やはり北海道産のナメタガレイ。売場に入りきらない分もかなりありましたよ。ナメタに関しては、これからどんどん数量も増えてくると思いますので、その時にまたご紹介しましょう。そして、最初のネタは、たしか秋口にもご紹介したかもしれませんが、それ以上に大きいサイズをみつけましたので、このお魚を。
千葉県産のウスバハギです。6尾入り、6キロでした。一尾平均1キロではあるんですが、中身は大小があって、写真の魚は体長60センチほどで、1.5キロ近くあったと思います。若干血まみれ感があるのは、活〆してるから。刺身にすると、血合いの無い白くきれいな身ではあるんですが、淡白すぎて旨味に欠けるんだそう。冬になって肝が大きくなって、肝醤油で食べられるこれからが、おいしくお刺身でいただける時期になるんだとか。前にご紹介した時よりも、格段に美味しくなってますよ。ぜひご賞味を。
そして今朝のもうひとネタは、というと、しばらく前からご紹介をしようと思ってたんですが、なんとなくタイミングをつかめなかった、というか、あまりにも小ネタ、というか。先週に引き続きのタラなんですがね。
これは宮古の業者さんから送られてきた、タラのアラなんです。確か金曜日の取材でしたかね。タラのフィーレ(三枚おろし)を作る際、必ず出る頭と骨と尾を箱に詰めたもの。タラ鍋とかタラ汁でいただくのが常道でしょうかね。写真だと8尾分でしょうか。おおよそ10キロあるそうです。箱当たりのお値段ですので、キロ数はあまり関係ないみたい。モリ介は、あまりアラ汁って食べることが無いけど、お好きな方はお好きですよね。モリ介の周りにも、子供ながら好き、って人もいますよ。一人はまさにタラアラのファンで、身では物足りないんだそう。もう一人は、魚の目玉のファンで、大きめの魚であれば何でも好き、って子供。行きつけのお料理屋さんもあって、行くと必ず店のご主人が、魚の頭を煮てくれるんだとか。子供ながらこの嗜好、まさにあっぱれですな。DHAもたっぷり摂取してるから、大人になってからどんな活躍をするのか、楽しみですよね。アラなんて、魚を下ろさないと出ないから、無いときは無い、と思われてるでしょうが、こんな形で仕入れることも可能なんですよね。まずは、お店の担当者にお問い合わせ、なさってみてください。
さてと、お時間が近づいてきましたね。今朝のブログもここまで。お天気は、これからしばらくは雪マークは見えないけど、気温が上がらなそう。木曜日の、最低気温マイナス7℃って、やっぱりマジ? この気温の中、取材するの? 卸売場には暖房なるものが全くありませんので、仕方ないんですが。暖房があったら魚が傷んじゃうしね。皆さん、盛岡の市場では、このような過酷な環境の中、皆様に高鮮度なお魚をお届けすべく、日々仕事に励んでおりますよ。お店でお買い上げくださったお魚を、おいしくお召し上がりいただけるのであれば、我々も頑張り甲斐もある、というもの。ぜひお店にお立ちよりくださいね。何かしらの、おいしいお魚に出会えますよ。モリ介でした。またお目にかかります。