• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介がお送りします、このブログ。本日もよろしくお付き合いください。皆さん、こんにちは。

いや~参った、参った。今朝は支度が段取り良く進んで、5分早く出かけられる。余裕だねー、とか思っていたら、車で1キロちょっと走ったところで、腕時計を忘れたことに気づいた。モリ介の腕時計、正確には活動量計なんですよ。有名ななんちゃらウォッチの安っすいやつ。歩数も記録したいし、取りに戻るか。あまり広くない道を走っていたので、民家の駐車場とか路地でUターンも考えたんだけど、後ろから別も車の来てるし、左折すべきところを直進して、少々遠回りで家に戻った。ここまでで、5分のアドバンテージは帳消し、かつ10分のロス。

時計をはめて再び、会社方面へ。こんな時に限って、さっきの広くない道から大型トラックが対向してくる。すれ違うために、道路のちょっと広がったところで待機。そのせいで、次の信号に間に合わない。いつもは、全然余裕で通過できるのに。まあ、こんな時に限って、こんな塩梅ですよ。でも、イライラは禁物。事故ってちょっとしたタイミングのズレで起きるもの。少し時間がかかったことで、事故に遭わなかったと思えば、お安いもの、ですよね。でも、やっぱりイライラしてたんでしょうか。車から降りる時に、スマホを助手席に置いたのを忘れて、事務所に入ってしまった。イライラというよりは歳のせいでもあるか。一つ忘れると、その後も次々と忘れていくことも多くなった気が。歳かぁ~。あ~、面白くねぇ。

つまらない話はこの辺にしておいて、早速卸売場からお届け。調べてみると夏の魚らしいけど、ちょっと大き目のサイズがありましたので、お送りします。

今年の夏前にもお届けしてたようですけど、40センチオーバーの魚を見つけましたので、今日の一発目に。兵庫県は浜坂産のマゴチ。3尾入り、4.9キロでした。兵庫県というと、大阪湾から瀬戸内海の辺りとか、タコやマダイで有名な明石なんかを想像しがちですが、調べてみると、浜坂って日本海側。もう少し西進すると、鳥取県、という地域でした。モリ介は、あまり外食はしないんだけど、先月たまたま出掛けた先の居酒屋さんで、コチの刺身を食べたんですよ。脂がのってる、っていう感じではないけど、白身で旨味のあるすっきりとしたお味でしたよ。生臭いのが苦手なモリ介嫁も、平気で食べてましたね。お値段はちょっとお高めだったけど、よく見ると歩留り、悪そうですもんね。歩留りが悪い、とは、簡単に言うと食べられる部分が少ない、っていうこと。呑兵衛には、熱燗が恋しい季節到来。コチの刺身でじっくりと飲ってくださいな。

そしてお次のネタ。去年も今頃お届けしてたようですけど、それまでは、モリ介、そんな名前があるとは知らなかったこの商材。おっと、これは昨日の取材から。

宮古産のドスイカです。写真では、1尾(1パイ)のイカに見えますけど、実は、胴体と足が別々なんです。箱には一緒に入ってましたが、横書きには、ツボ抜4.0、下足2.0の文字が。つまり胴体が4キロで足が2キロ、ということ。なんで、別々にする必要が? 調べてみると、このイカ、鮮度落ちが少々早いんだそう。そこで、出荷前に内臓を取り除いているのではないか、と推察。同じ箱に入れるんだったら、普通こんな手間は掛けませんからね。なので、刺身で食す、ということになると、産地周辺に限られる、となることが多いみたい。まあ、刺身だったらスルメイカとか色々あるし、なんなら中華メニューかと合いそうじゃないですか、ドスイカ。昨日は少しの入荷だったけど、もうしばらくすると、ツボ抜きなんかがまとまって入ってくると思いますよ。多分、箱書きは「ドスヌキ」のはずです。なんか物騒ですな。

昨日のブログで、初めて見た魚、とか書きましたが、単にモリ介が忘れていただけで、9月にお送りしていた魚でした。調べてみて良かったよ。それにしても、記憶の断片すら無いとは。これも歳のせいですかね。ここまで来ると、ショックでも何でもない。日常ですな。忘れたふりをして、週一で同じ魚を載せるか。そうすれば、五種類の魚で済むぞ。悪知恵を生み出す頭の回転は衰えない、モリ介がお届けしました。明日は週末、土曜日。あ、世の中は3連休か。市場は関係なく明日は開市。ブログもやるよ。今日もご覧いただき、ありがとうございました。