こんにちは。モリ介です。今日もなんとか出社してお送りしておりますよ。よろしくお願いします。
昨日もウォーキングに出かけたんですが、道路に出た後に急に気が変わって、都心方面へ。それまでは下町方面へ行くつもりだったんですが。途中の内丸の公園で一休み。いつも物陰からこちらをうかがうニャンコがいない。もしかして近くにクマが居て、出てこないのかな、なんて思いながら水筒に準備したお茶を飲むモリ介。
まあまだ薄暗いしな。中央通りから郵便局の方に曲がって本町通りへ。そこから住宅街に入って、本町通り三丁目の道路に出た。上盛岡駅から開運橋に向かう通りですね。開運橋方向へ、道の西側の歩道を歩いてると、中央通りから赤色灯をつけて曲がってくるパトカー。50メートルぐらい先のところで止まって、拡声器で何かをしゃべってる。モリ介は、スマホのラジオアプリをイヤホンで聞いていたので、内容はわからない。そのパトカーはこちらにゆっくりと走ってきて、ちょうどモリ介とすれ違おうとしていた若い兄ちゃんのところで停止。「つい先ほど、この近辺でクマの目撃情報があって警戒しています。十分ご注意ください」と言う。詳しくどの辺はは聞かなかったけど、モリ介の進行方向とは逆かな、と思ったので、お礼を言って歩き出した。その場所から西方向に公園があって、いつもそこのベンチで休憩してるんです。道路を右折してすぐ左折すると、鈍角に折れ曲がった道の先に公園が見える。まさか、このあたりにいたりしないよな、クマ。安っすいバラエティー番組の演出じゃあるまいし。と、思ったとたん、いた!クマ! 公園の入り口から道路に出たあたりでしょうか。ラッキーなことに横を向いてる。気づかれていないみたい。そのまま5メートルぐらい音を立てずに後ずさり。鈍角の角を曲がってクマの視界から外れるとすぐにUターンしてダッシュ。ダッシュといったってせいぜい小走り。ヒザを壊したらアウトじゃん。通りまで出て110番。だけどラジオアプリや地図アプリがすでに立ち上がっていて、どうすれば電話の画面になるか、とっさにはわからない。やっと番号が押せたけど、電話がなんちゃら言ってる。「11」だけじゃつながらない。「0」を押してなかった。110番の担当の方が電話に出てくれたけど、こちとらイヤホンをしてる。声がどこから聞こえてるんだ? イヤホンから? じゃ、どこに向かってしゃべればいいの? 全然わからないままとにかく状況を話してると、パトカーがやってきた。あわててクマのいた方角を指すモリ介。公園の中なのか道路にいたのかを聞かれたけど、公園の入り口あたり、としか話せない。今思い出せば、道路に出ていたかも。件のクマとは、10~15メートルぐらい距離がありましたかね。クマの大きさ? 地上高で1メートルほどあったから子グマではなく成獣だったかと。中央通り近くまで来たら、パトカーが3台ほどやってきて、ちょっとした騒ぎに。道路の反対側を出没地点方面に歩いている人がいたんで、「今クマが出ました!」と大声で声を掛けたところ、その人は「ありがとう!」と言いながら元来た道を走っていきましたよ。クマを見つけて視界から消えたあたりまでは冷静だったように思うけど、110番から以降はメチャメチャ。やっぱり慌ててたんでしょうかね。今思い返せば、パトカーに声をかけてもらわなかったら、クマには気が付かなかったな、絶対。至近距離で出くわして怪我、なんてこともあったかも。警察の皆さんには感謝ですね。しかしこれから、どこを歩けばいいのやら。都心方面も河川敷もダメって、どうすんのさ。
それでは卸売場の話題へ。相変わらずサンマが目立ちますが、丸の秋サケやタラフィーレの山もありましたね。さて今日のネタはどうしようかな。ネタ一発目はこのお魚にしましょうか。

なかなか鮮魚売場には並ばないチルドのマダコです。もちろんボイル済みです。きれいにクルンと丸まってますね。産地は青森県はむつ産。3尾入りで5キロでした。三陸産のタコも入荷してましたよ。こちらはミズダコ。生の足だけです。

宮古産のミズダコ足。3キロ5本入りです。年末によく見かけるボリュームのある煮ダコは、こちらのタコになります。昔は、寿司ネタでも刺身でも、お安い魚の代表格でしたが、今や高級魚。回転ずしでも煮ダコを置いていないお店も多いですよね。モリ介は煮ダコの寿司に煮詰めを塗って食べるのが好きなんですけど、しばらく食べていないような気がします。お客さんの話だと、年末商材の冷凍煮ダコ、メインは北海道産なんですが、極端な不漁で調達に苦労してるんだそう。北海道のある浜では、一日で数十キロしか水揚げが無く、煮ダコメーカーさんもお手上げなんだとか。イクラを諦めたばかりなのに、タコも諦めないといけないの?
いい話がありませんね。先ほどお話しした秋サケですが。盛り上げられた山から、1ケース下ろして中身を見ると、お!きれいな銀毛じゃん。勝手にブナサケかと思ってました。脂ののってそうなお姿を写真に収めましたよ。

北海道はえりも産の秋サケ。4.3キロでした。体長はおよそ70センチ。三陸産については全く話が聞こえてきませんね。多少獲れていても、地場消費で精一杯で、市場に出荷する余裕はないかと。北海道では秋サケ漁も終盤戦。三陸産の入荷が無いとすれば、丸のお姿を拝見できるのも、このえりも産が、今シーズン最後かも。多少のブナでも値段が付きやすいフィーレが入荷のほとんどになってしまう可能性がありますね。ま、そうでない事を祈りたいんですが。イクラの入荷も少ないままなのでね。サンマが思いのほか好漁だったので、秋サケも、と思ってましたが、世の中甘くないですね。盛岡市場でも、売上げ構成比の高い魚種なので、経営的にも打撃となってます。特にイクラが厳しいですね。
お時間が来ました。今朝の記事もこのへんで。午前中はお天気ももちそうだけど、午後はダメみたい。腰の治療に行くにも傘が必要になりそう。雪の上を歩くよりはマシですけどね。あ~、また雪の季節か~。札幌のクマ出没のニュース映像、見ると背景は雪景色でしたね。あちらはもう真冬らしい。タイヤ交換も来週だし。冬支度だよ、冬支度。雪道用の靴もさがしてこないと。サンダルやスニーカーじゃ役に立たない。東京の人はよくまあ雪道をツルツルの革靴で歩いたりできますね。転んでけがをするのは当たり前ですよ。モリ介も、めんどくさくて、2、3メートルだったらサンダルで歩いたりするけど、やっぱり危ない。過信は禁物、禁物。冬にもなっていないのに、春が待ち遠しいモリ介がお送りしました。また明日に。