• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。しばらくぶりの水曜開市ですね。本日もお届けします。

朝、家を出ようと思ったら、雨が降ってる。え?予報に雨なんかあったっけ? 雨雲レーダーを見てみると、盛岡の中心部あたりは、少し降ってすぐ止むようだけど、北の方とか県南の方は、もうちょっと降るみたい。なんか天気も、簡単に予想できなくなってるんですかね。

某国営放送の、街ブラロケの話から、話が超脱線してまして。話を元に戻して良いですかね。すみません、まだ続くんですよ。ご一行、青龍水から、これまた著名なかき氷店へ向かうよう。そんなに遠いわけでもないけど、歩きだと結構ある。グズグズが始まって、自転車でも借りよう、とか話してるよ。ありゃ、なんか見たことがある景色。モリ介実家の近所じゃん。そこまで来る前に、昔は青龍水横に店舗があった手打ちそば屋さん(表通りに移転)とか、手作り豆腐店とか、ウナギ専門店とかもあったのに、素通りか~。次のカットは、モリ介実家から数十メートルの角のあたり。ということは、実家の前を通り過ぎて行ったのか?まあ、駐車場とか撮っても、しょうがないか。車に乗って、生姜町(しょうがちょう)まで行ったようですね。あ~、行ったことあるよ、この氷屋さん。昔からご商売をされてるお店で、冬場は大判焼きとか売ってましたよね。今はどうだかわかりませんが。そこの向かいには、数十年前には、間口の広めの甘味処があったんですよ。氷屋さんの同業に近い。夕方には女子高生で一杯でしたよ。子供の頃は、そこにもお邪魔してましたね。夏のかき氷しか食べた記憶はないけど、ところてんとかあんみつとかお汁粉なんかのラインナップがあったはず。方角は違いますが、モリ介実家を通り過ぎて、肴町方面に5分程歩くと、これまた、当時超有名な甘味処があって、そこの中華そばがこれまたウマい。営業時間はたしか夕方まで。だから小腹が空いた用の中華そばなわけ。大と小があるけど、ほとんどのお客さんが小を頼む。だけど小学生のモリ介は、大をペロリ。夕飯も普通に喰うし。だからこんな体型になるんだよ。あ~近所には、面白いお店がたくさんあったな~。

話を戻して、女子高生に人気の甘味処。モリ介が、小学校高学年か中学生の頃には、本屋さんになってた。多分その場所だと思うんだけど、違ってたらすみません。その本屋さん、夕方近くなると、お客もまばら。だってそこは、肴町も八幡町も近い。少し歩いただけで、5軒ぐらいは本屋がありましたからね。で、中学生のモリ介は、買うんですよ、アダルティックな本。さすがに制服では買いませんが、ドキドキしながら、パッと選んでパッとお金を払う。で、ある日、地元のテレビ番組に、そのお店のおばあ様風の店員さんが出てた。議題は、有害図書の話。「中学生風の子も、買って行ったりしますね~」 ありゃ! モリ介の事だよ。ばれてたか~。それ以来その本屋では、その手は買ってない。どうしてか、というと、もっとユルユルの本屋を見つけたから。そこでは、パツキンさんの本も買ってましたね。雑誌名は今でも覚えてるよ。まだ売ってるんですかね、その雑誌。どうでもいいか。今でこそはっきり言えますが、この経験があって、モリ介は高校に合格できたと思ってます。集中力が養えた、というか。色々な事が適当だった時代の話なので、真似しちゃダメですけどね。集中力は、別の方法で高めていきましょう。ごめんね、話は、もうちょっと続きそう…。以下次号。

月曜日がお休みだったとはいえ、水曜日は水曜日。仕事が忙しくなる要素は、まず見当たらない。荷物はそこそこあるも、売場はのんびりムード。商戦真っ最中は別として、モリ介も、営業時代に水曜日が忙しかった記憶は無いですかね。ネタも期待薄かな? 脂ののったカツオ、無理やり昨日やらないで、今日に回せばよかった、などと後悔しつつ、売場をトボトボ。と、カツオ売場では、見慣れない箱が。カツオと違う魚かな?それとも、いつもと違う荷主さんかな?とか思いつつ、その箱を見ると…。

あ~、カツオだね。違う荷主さんかな。ん?北海道産? このあいだの、宮古の定置網にかかったカツオにもびっくりしたけど、ついに、北海道からカツオが。左上の、3.8キロのアップがこちら。

北海道は、函館産です。仲卸さんからは、「ついに、函館からもカツオが来るようになったか~」との声も。現在のカツオの漁場は、青森県あたりまで広がっているようで、函館近辺で水揚げされるのも、可能性としてはあるらしい。果たして脂ののりは、どうなのか。脂がなければ、北海道で水揚げされた珍しいカツオです、で終わりなんだけど。当社の社長、「ん?脂がありそう。」 社長自らが身おろしした、北海道産カツオの見本がこちら。

お~っと、これは素晴らしい。見事な脂ののり。営業社員からも、感嘆の声が上がってましたよ。昨日お届けした、宮城産よりも上ですかね。北海道、宮城いずれにしても、脂ののったカツオが、入荷してます。もう、戻りガツオでいいんでしょうかね。ぜひ、ご堪能いただきたいです。

そして、戻りガツオをご紹介した後で、もう一つの「戻り」の魚をご紹介。

もどりいわし、とありますね。実はこれ、荷主さんが付けたブランド名。戻りガツオのように、脂たっぷりのイワシ、ということのようです。北海道は釧路産の、2キロ21尾の中身がこちら。

お~、丸々としてますね。この荷主さんのホームページを見ると、9月から11月の脂ののった魚に、このブランドを使ってるみたい。釧路のお隣にある白糠町の、ふるさと納税返礼品にも選ばれているようですよ。荷主さんとは別のサイトに、このもどりイワシを刺身にした画像がありましたが、骨をはずして、薄い皮を丁寧に剥くと、身は脂で真っ白。脂の厚みは2ミリぐらいあったそう。う~ん、サンマは細いものだと、1尾100円ちょっとで買えるけど、脂がない。となれば、脂が超のったイワシもあり、じゃないですかね。面倒なので、カツオとイワシとサンマ、全部喰っちゃおうかな。今度の連休、午前中から、コレで呑っちゃうか、とか思い始めてるモリ介でありました。DHAもEPAも、たっぷりですよ。認知症なんかになりようがないですな。お魚売場へGO!

モリ介が子供の頃は、お盆とかお彼岸は、魚が全然売れなかったそうですよ。お精進の考え方が根強かったんですかね。なので、特に、お盆明けの8月17日あたりは、魚を我慢してたお客さんが押しかけて、お寿司屋さんがどこも超満員だったそうです。今は、盆も彼岸も商戦の一つになってますので、魚が売れないことはないですけど。商売をする立場としては、ありがたいことですかね。

さて、そろそろ今日もお時間。というか、オーバーだよ。それでは、またお目にかかりましょう。モリ介がお送りしました。また明日。