こんにちは。モリ介です。週末土曜日ですが、もちろん市場は営業中。ブログもよろしくお願いします。
昨日は寒かったですね。ファンヒーターは一日中稼働してたみたいで、中の灯油もあっという間に無くなっちゃった。暫定税率廃止に伴う補助金で、ガソリン価格は下がって来てるけど、灯油は関係ないみたいですね。元々そんな税金はかかってないのか~。灯油にも補助金が出てるようだけど、もう少し何とかなりませんかね。モリ介が小さな子供の頃って、確か一斗缶(18リットル)で600円ぐらいだった記憶があります。ポリタンクなんかなくて、四角い缶でしたね。隅にある金属のキャップ、押してへこませて外すんですけど、子供の力では厳しかったな~。モリ介は子供のころから、お手伝い、してたんですよ。
少々デカ目の余震、来ちゃいましたね。昨日はモリ介、仕事終わりに、モリ介母に頼まれた買い物のため、某量販店を訪れてたんですが、ほら、入り口にポイントマシーンって、よくあるじゃないですか。前の人の後ろに並んで、いざ自分の番が来た時に、例の緊急地震速報が鳴りだしたんです。壁から離れて天井を見つめるモリ介。ほかのお客さんもなんとなく真ん中あたりに寄ってきて、みんな上を見上げてる。揺れてるんだか揺れてないんだか、さっぱりわからなかったけど、たいしたことないかな、と思って、カードをマシーンの挿入口に入れようとした途端、ガタガタガタって。機械が揺れて、カードが入らない。何ですかね。さっさと止めて壁から離れればいいのに、何とかしてカードを入れようとしてる。館内が騒然とする中、「お客様のポイントを登録しました」って。機械が倒れるかもしれないのに、アホですな。それでもさすが大企業ですね。その数分後には、「情報を集めましたところ、ただ今の地震の震度は4。揺れも収まりましたので、ごゆっくりお買い物をお楽しみくださいませ」と店内アナウンスが。マニュアルが行き届いてる感じでした。
世の中にはデマと思われる情報も飛び交ってるそうですね。今年のクマ出没は、大地震を予知したものである、とか、地震が頻発してクマが冬眠せず、これからも人里に下りてくる、とか。大地震の過去の画像を、さも今回の地震のようにSNSに載せているケースもあるよう。この間の地震は夜中だよ。画像が昼間であるわけがない。後発地震情報にしたって、必ず大きな地震が来る、という意味ではないんだそう。今回の余震は、後発地震情報とは無関係ではないけど、その情報の対象になる地震ではないらしい。もっと大きな地震が来るかも、という事のようですね。必ず来る、というものでもなく、来てもいいように用心しましょ、という話かと。「二日後にさらに大きな地震が起きる」とか言うのもデマですよ。大震災の時が、たまたまそうだっただけ。ちょっとした揺れはあったけど、今回の二日後には、大きな地震は起きませんでしたからね。それにしても、あの速報の音、何度聞いてもザワっとする。できれば二度と聞きたくないし、あれが好きな人はさすがにいないかと。
それでは今日の卸売場。荷物はどちらかと言えば少な目ですかね。とは言っても、ナメタはがっつりだし、スケシラコの山もある。三陸のマグロもしっかりありましたね。ただネタになりそうなものはあまり…。というわけで、今日は蔵出し。先日お知らせしたとおり、小さめなお魚をご紹介。まずは昨日の取材から。

これは江戸前のコハダ。千葉県産だけど、東京湾で獲れたもののようですね。この1袋は500グラム入り。なぜだかわからないけど、生鮮のコハダって、こうやって袋詰めで入荷することが多いんです。小分けをしやすいように、でしょうか。標準和名はコノシロだけど、流通の場面では、コノシロと言う名前は大きくなった魚に使います。20センチぐらいになったら、コハダという名前は卒業して、コノシロになっちゃう。そして大きくなると価値がガクんと下がる、珍しい魚。小骨が嫌われるみたいですよ。なのでコノシロ料理では骨切りを必要とするんだそう。それじゃ売りづらいかな。入荷した魚は12、3センチほどでしたから、立派なコハダ。お値段もそれなりにするはず。10センチにも満たない幼魚は価値が高くて、高級江戸前寿司店でのネタになるそうで、その名も新子。シーズン当初のものは、キロ当たり万超えになるらしい。それにしても、このコハダ、昔はお土産の握り寿司の折詰に必ず入っていた大衆寄りの魚。回転寿司でもお安いネタとして、レーンを回ってましたよ。モリ介も、営業時代、酢締めのコハダのパックを売ってました。確か1パックに2枚のコハダが入っていて、7パック入りのケースが、一日30ケースほど売れるドル箱商品でしたね。お値段は、小売りで250円ぐらいじゃなかったかな。とにかく安かったんですよ。もう気軽に食べられない寿司ネタの一つになっちゃいました。
そしてお次のネタも、小っちゃい魚。取材は木曜日です。

一瞬メヒカリかと思ったんですが、なんとな~く目の感じが違う。聞くところによれば冬の時期のメヒカリは、海の深い部分に移動してしまって、あまり獲れなくなるんだとか。じゃ、この魚はナニ? 箱にはニギス、と書かれてました。青森県は下北産の5.3キロ入りでした。体長は15センチほど。この時期にトロール漁などで獲れることがあるそうだけど、鮮度落ちがやや早い魚なので、あまり消費地には出回らないらしい。でも、鮮度の良い物は脂もあって、刺身がものすごく旨いんだとか。盛岡でもめったに見ない魚の一つでしょうか。現地に行けば、そこまで珍しくも無いんでしょうがね。脂のある刺身、ってどんな味なのかな。一度食べてみたいけど、盛岡じゃなかなか難しいのかも。そっくりな魚としては、キスがあるそうですが、このキスとニギス、名前は似てても全く縁もゆかりもないらしい。そういえば、キスも入荷があったんだ。確か火曜日だっけ?

時間は無かったけど、おまけで載せちゃいましょう。千葉県産のキスです。3キロ入りで体長15センチほど。昔から、開きの冷凍品があった魚。中国産が多かったでしょうか。そんなわけで、国産のキスは、これも高級品。おそらくは高級料理店でないと食べられない食材でしょうかね。モリ介父も、たまに天丼を施設に持ち込むと、必ずキスとエビは食べる。チクワとカボチャは食べないんですが。戦時中とか、子供時代にさんざん食べさせられたので、もうたくさんなんだそう。チクワもカボチャもモリ介は大好きですがね。
さてと、余計なネタをぶっこんで時間が過ぎちゃいました。今週のブログはここまでとします。明日、日曜日は、天気予報によると大荒れになるみたいですね。天気マークの雪ダルマが吹雪で揺らいでましたよ。こんな時の地震はホントに勘弁。大ナマズ様、しばらくおとなしく頂ければ、と思います。それでも、リクエストがあれば施設へ、実家へと駆けつけるモリ介がお送りしました。皆様とはまた、月曜日にお目にかかります。暖かくしてお過ごしくださいね。