• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介(仮)です。今月もよろしくお願いします。

ふらふらと卸売場を物色中のモリ介(仮)。奥の方にひときわ高い山が。

お、ナメタガレイとな? この時期に少々まとまった入荷か?と思ったモリ介(仮)。

まずは、写真、写真っと。

横にもう1パレット、低い山があったので、そちらの箱をご開帳~。ありゃ?

北海道産のオイランガレイでした。落胆のあまり手ぶれしとります。前にも書いたけど、

魚の名称は、その地域での呼び名での表示も認められている。北海道では、

ナメタガレイと呼ぶのでナメタの表示で大丈夫。でも、岩手ではそうは呼ばないので、

オイランガレイと表示しないと、店舗では販売できません。早々に諦めて、他には…っと。

北海道産のマサバを発見。5キロ7尾入りなので、大型の部類。

マサバはネタにしてなかったっけ? フタをあけて覗き込むと、ん? 色が?

明らかに色が違う。下の魚は腹が金色に輝いていますよね。近くにいたベテラン社員に

聞いてみると、金色の方が脂ののりが良い、という話は確かにあるんだとか。

比較した研究を見た、とか、食べ比べの経験とかは無いけど、とのこと。

ネットで見ると、金色の肌を売り物にした、ブランドサバは確かにある。値段は

普通のマサバに比べて10倍近くするみたい。鮮度管理もすごくて、地元では

刺身でも食べる、とあった。モリ介(仮)は、大昔に、ある回転寿司店の

手作りシメサバに大当たりしたことがあって、それから、そのたぐいは食べてない。

市販のシメサバは食べるけどね。洗面器を持ってトイレに籠ったのは、今のところ

人生一度きりです。お食事中の方、ごめんなさい。ちなみにそのお店は、それから

一年もたたずに閉店となりました。でも、ホントに美味しかったのよ。そして、

この写真、何だと思います? 中国産の冷凍ものなんだけど、シメ小肌です。

先週の金曜日、ふーん、と思いながら、横を通り過ぎたんだけど、仲卸の担当さんが

入れ替わり立ち替わり覗きにきてる。特に珍しくもないのに、何で?

担当者に話を聞くと、何でも、国産の小肌は現在大不漁なんだとか。この中国ものも

しばらく入荷が途絶えるので、早めの在庫確保を呼び掛けていたらしい。

そういえば、小売店の鮮魚売場でも、あまり見かけなくなった気がするな~。

回転寿司チェーンのラインナップにもなかったような。シメサバやシメイワシは

良くあるけど。今はグルメ系の回転寿司店や回転しないお寿司屋さんぐらいしか

扱ってないのかも。モリ介(仮)が若いころには、土産の折詰や、出前の寿司おけには

必ず小肌が入っていたな~。あ~無性に食べたくなってきた。でも、寿司となると

小肌だけじゃ済まないんだよ。あれもこれも食べて、そして、呑んじゃう。

こうして、少しずつ、食べるもの、食べられるもの、が、変わってくるのかな。

大昔に、モリ介(仮)が担当していた、小肌のメーカーさんは、どうしてるのかな。

あー、また、年寄りのSNSみたいになった。今日はこの辺にします。また明日に。

モリ介(仮)でした。