• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。土曜日の今日も市場は通常稼働です。ブログのほうもよろしくお願いします。

寒いっすね。出勤時はしっかりと氷点下。でも月内の氷点下は、もしかすると今日が最後かも。3月に入るとまた寒さがぶり返しそうだけど、当面は楽な朝を迎えられそう。

今朝の目覚めは最悪。予定の10分前に起きたんだけど、左手の手のひらに杭を打ち込まれて、痛てぇっ~、と叫んだところで目が覚めた。夢の話ね。キリストかよ。別にはりつけになっていたかどうかは判りません。目覚めたら左手がジンジン痛い。どうやら左肩を下にする体勢に寝返りを打ったせいで、こうなったよう。左手指の痺れが始まったのは10年以上前だけど、その時は、第一関節より先の感覚が鈍いという程度だった。今だと、指先はしっかりと痺れてるし、親指側の手のひらあたりまで感覚がなくなりつつある。左向きで横になると、しばらくして左手が痛くなるんです。歳とともに症状が進行してますね。

とにかく不便なことが多い。前にも書いたけど、一番困るのがボタン留め。カフスとか首元のボタンの穴って、ほぼ指先の感覚で場所が分かるじゃないですか。ぜんぜん分からないんですよね。後はファスナー。見ないでしょ、ファスナーの取っ手なんか。感覚だけで探れるじゃん。紙やビニール袋を一枚めくるのも無理。針に糸を通す時は、右利きの人は左手に針を持つと思うけど、そもそも針を持っているかどうかの感覚が無いわけ。何かの拍子で落としてもやっぱり分からない。大きな動きには問題が無いので、上肢の障がい、というレベルではないけど、これからの生活が心配です。指先の感覚に頼る動作って、意外と多いんですよね。腰を痛める前は治療もしてたんだけど、神経外科でも神経内科でも整体でも、そもそもどこが傷んでの感覚障害なのか、原因部所が特定できませんでした。痛む所が次々と出てきて、現在は放置。もう諦めてますね。薬も電気もマッサージも全部やったんだけどね。この記事もキーボードで打ち込んでますが、感覚が鈍いので、もう打ち間違える事を前提でやってますよ。時間がかかるけど仕方がないですかね。かと言って、スマホでフリック入力もね。あれも、いくらやっても慣れないんですよ。

泣き言はこれくらいにして、本題に行きましょうか。今朝の卸売場、昨日からすると、やや少なめの入荷でしょうか。だけどさすがに連休前。お客さんの出足も早い。売約済みの商品も山積みになってましたよ。仮に売れてしまっていても、売場から搬出されない限りは、取材のチャンスもある。もちろんお客さんに承諾をいただきますが。基本的には、魚屋さんはみんないい人だから、だいたいはオーケーをもらえるんですよね。じゃ、人が悪いのはどんな業種か、って? そんなの言えませんよ。ただ、転職時に、小売店時代の先輩に、「魚市場はみんないい人だから、安心していい」って言われて送り出してもらいましたね。だから、何と比較してなのかは、良く判りません。

で、今朝のトップネタは、う~ん、どうしよう。未掲載ネタもあまり古くなるとね。また入荷してくれると、再取材で掲載、ってこともあるけど、入荷があるかないか、は、その時までわかりませんから。タイミング的にいえば、このネタかな。今朝は、同じ産地から、赤と黒が入荷してたんですよね。赤い方はついこの間、載せたばかりなので、ちょっと抵抗があるんですが。

上の赤い方は先日も載せたばかり。そう、ご存じ日本を代表する高級魚のアカムツです。いわゆるノドグロ。で、下の方は、黒いヤツ、って言っちゃってるから、もうお判りでしょうが、クロムツです。この赤と黒、どちらも長崎県は対馬が産地。同じ網で混じって獲れるものなのかどうかは判りませんが、同じ産地で同時期に獲れるものなんですね。アカムツは6尾入りで4.5キロなのに対して、クロムツは8尾入りの6.2キロでありました。どちらも体長はおよそ40センチ。一尾あたりの重量はほぼ同じレベルだけど、アカムツの方が少々大き目に見えますかね。そんでもって驚きなのがその価格差。キロ当たりの差は、何と1万円。4キロ同士だったら、箱当たりで4万円差がある、という事。同じような名前の、色違いみたいな魚、ここまでの差が付くものなのでしょうかね。調べてみると、クロムツで入荷する魚の中には、生物学的にクロムツでない、ムツ、という魚も含まれることがあるらしい。大型の魚だと色の黒さでも見分けがつくことが多いけど、今朝ぐらいの大きさだと、エラの中を見ないと分からない、とのこと。クロムツは超高級魚らしいから、この価格差だと、「クロ」でない、ただのムツ、である可能性もありそう。脂のあるさまを「むちっこい」と言ったことから「ムツ」と名前が付いた。そんな説もあるようだから、脂がのってることは間違いない。アカムツよりも全然お安く頂けるなら、クロ、の選択肢もありそうですね。ただもっと旨いのはキンキですからね。宮古からガッツリ入荷中でしたよ。

そして、時間が迫ってる中、またもや面倒なネタをば。まずこのお魚をどうぞ。

このお魚はコノシロ。コハダの大きいヤツですね。鳥取県は境港産です。尾数は不明ながら、5キロ入り。体長は20センチ弱でしたか。そしてさかのぼること2週間。同じ産地からこんな魚の入荷が…。

写真の撮り方が違うので、単純比較はできませんが、この魚は15センチに届かないサイズ。箱書きの品名はコハダ。2週間のうちに大きくなった? そんな訳ない。違う魚ですもん。じゃ、この同じ種類の魚、どれくらいの価格差があるか、というと、キロ当たりなんと1000円。小さい方が高いんですよ。それがこの魚の宿命。寿司ダネで使われることが多いため、小骨が硬くなる大きいサイズが嫌われる、とのこと。ですので、一貫の寿司に2尾分が必要なくらいの大きさだと、キロ当たり十万円の値段が付くこともあるらしい。はぁ?キロ十万?これぐらいのサイズの魚をシンコ、と呼ぶそうです。モリ介の子供時代のシンコ、といったら、松田優作の彼女役の関根恵子でしょ。太陽にほえろ、という古いドラマの話ね。本っ当に古いな~。しかし、たった数センチの魚の寿司に、大枚はたく、ってすごいですね。モリ介はコハダでいいから、酢締めにした寿司、食べたいな~。昔は安いネタの一つで、イカ、タコ、コハダなんかが代表格だったのに、今はどれも高級寿司ネタですよね。チェーンの回転寿司じゃ、まずコハダにはお目にかかれない。思い切ってカウンター、座ってみますかね。

さてお時間はとうに過ぎました。関根恵子なんて脱線してるんだもの、当たり前。今日明日の最高気温は二桁突入予想。春はもうすぐですね。3月初旬はまた冷えそうだけど、もう冬じゃない。春の三寒四温の「寒」が来ただけ。明日はモリ介母の洗濯日で、歩くのは無理だけど、連休の月曜日、ウォーキングシーズン開幕、といきましょうかね。ん? 水曜日も休みなんだ。よし、歩こう。というわけで、市場は二連休を頂き、火曜日の営業のあと、再び水曜休市、という日程になってます。とにかく休みの日は確定申告をまとめないと。モリ介父は、2月の受付開始直後に提出していたよう。「何モタモタやってんだ?」とお叱りを受けてます。事業申告は初めての経験のモリ介がお送りしました。皆様とはまた、火曜日にお目にかかります。