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今週の後半戦も始まりました。モリ介です。こんにちは。

雪マーク、雪マークって脅かすから、寒いのかと思ったら、そうでもないし。出勤時は、何なら雨だし。これから雪になるのかな。皆さんがこのブログをご覧になるころには、一面真っ白だったりして。そんなわけないか。

昨日のニュースでびっくりしたんですけど、お隣の国、大騒ぎですね。戒厳令って、日本だったら漫画の世界だよ。ここまで事態がこじれる、そのプロセスについては、モリ介はわからないけど、議会に追い詰められた大統領が、やけくそになった、そんな印象を受けなくもない。議会に追い詰められそうになってるのは、日本も同じか~。日本じゃ考えられないけど、国民の権利を制限したり、軍隊を直接指揮できたりするっていうんだから、まさに強大な権力を持ってるんですね、大統領という職は。コロナの時の、外出禁止みたいな措置って、日本では出来ないじゃないですか。あくまでも強い要請みたいな感じで。営業の自粛も、補償との引き換えで休んだお店も多かったけど、店を開くことにこだわったところもあったでしょ? いろいろとバッシングがあったみたいだけど。でも、他の多くの国では、何かしらの強権をもって、都市をロックダウンしたりしてる。日本では、現実的には、すったもんだの議論の上、国会で議決しないと難しいですかね。

映像では、戒厳令によって、軍隊が国会に突入とかしてたようですけど、これも日本では考えられない。日本の自衛隊の最高指揮官は、憲法の規定によって、内閣総理大臣が務めることになっていて、その文言には、「文民でなければならない」と書かれています。簡単に言えば、自衛官は総理大臣にも防衛大臣にもなれない、ということなんですね。このような決まりを、文民統制とかシビリアンコントロールと呼んだりします。自らも国会議員であり、国会に対して責任を負わなけれたならない総理大臣が、自衛隊に対して、国会突入を指示するのはちょっと考えにくい。というわけで、戦前のように軍部の意向で政治が左右される、ということが起きにくい仕組みになってます。現実的には、自衛官のトップは統合幕僚長という役職なんだとか。

近隣諸国の間では、きな臭い動きがいっぱい。一族支配の、かの国とか、そのまたお隣の大国とか。政情不安に陥っている場合ではないんですが。大統領の続投は難しそうだけど、それならそれで、早期に決着をつけてほしいもの。ここ何日かがヤマ場でしょうかね。

それでは今朝の卸売場。今年は、頑張って存在感を発揮してくれていたサンマも、今朝は姿なし。カツオも姿が見えない。シーズンは終わりでしょうかね。ナメタ、イクラ、白子など、冬の魚がその存在感を増しているようも見えます。

そんな中にあって、今日取り上げるのは、先日ご紹介したミズカマスよりも、少々アッパークラスになるこのお魚。

こちらは、アカカマス。この間のミズカマスと同じく長崎県産。なのでモリ介、お客さんに対する、担当者のセールストークを聞くまで、ミズカマスだと思ってました。この間もやったしな~、みたいな感じでスルーしてましたよ。でもモリ介、やっぱり魚を見ても区別がつきません。ミズカマスが標準和名ヤマトカマスというのに対して、このアカカマスは標準和名。でも、ヤマトカマスよりも味も値段も上、ということで、ホンカマス、と呼んだりもするんだそう。こちらの箱は、5キロに18尾が入ってました。型も大きいですし、味は期待できそうですね。実は先日のミズカマスは、特大サイズの割に、期待ほど脂がのってなかったそう。すみません、脂がありそう、って書いちゃった。でも、今日のアカカマスは期待していいんではないですかね、知らんけど。

そして、今日のもうひとネタは、というと、先日報道で、小型サイズの漁獲枠が1割ほど増枠になったと伝えられた、このお魚。

宮城県は石巻で、巻網で漁獲されたメジマグロです。3尾入り、5.7キロで、魚体は50センチほど。メジマグロとは、クロマグロ(ホンマグロ)の小さいヤツです。さすがに小型ですので、脂は期待できないかな、と思いますが。この写真を撮った後、弊社の社長が見本用に魚を下ろしてくれました。その見本がこちら。

スマホのカメラですので、少々色がくすんで見えますが、売り場では、おいしそうな赤身に見えましたよ。お客さんの評判も上々で、「脂は無いけど、すっきりとした味が楽しめそう」とのことでありました。トロや大トロだけがマグロじゃありませんからね。こういう赤身を楽しめてこそ、脂ものもおいしく味わえる、というもの。カツオがほぼ終了した今、マグロの赤身に目を付けるのは、アリ、だと思うんですが、どうですかね。

というわけで、今日のブログもこのあたりでお終い。なんとなくですけど、12月に入って、何かにつけ、やり残した感がありますね。別に年明けまで持ち越しても、何の問題もないような事に対しても。このあたりで、やる事リストの棚卸しが必要かも。大掃除だって、すべて年内に、じゃなくてもいいでしょ。何なら正月休みにやるのも、有りっちゃあり。ま、人は、このような態度を「開き直り」と呼ぶんですが。でもモリ介は、去年の年末年始、ほぼ絶望感の中にいましたから。動ける形で、お正月を迎えられるんだったら、良し、とすることにして、それに加えて何かができるんだったら儲けもの、と考えるようにしたいと思います。お互い、焦らずに行きましょうや。モリ介でした。また明日の金曜日に。