いや~、雨だし。モリ介です。こんにちは。昨日の記事で、一日雨、とか書いたけど、雨は早々にあがって、何なら日が照ってるし。何だよ、天気予報。でも、今日明日は間違いなく雨のようですよ。お出かけ予定の方は、お気をつけてどうぞ。
なんか、お隣の超大国さん、水産物の輸入禁止をやめるようですね。すぐに輸入を再開するわけではない、とか、早速コメントを出してたようですが。いずれ、そう遠くない将来、日本からの輸出も始まりそう。あれ?「日本からの輸入」が正しいか? 日本→かの国、の場合は、「日本からの輸入」ですかね。でも、「日本からの輸出」でも意味が通るような。言葉は反対の意味なんだけど、日本語って難しい。
だいぶ前にテレビでやってましたが、かの国の国内に、日本産水産物が一切存在しないかと言うと、そうではないみたい。市場に行って取材すると、大っぴらには、無い、というものの、顔や店にモザイクがかかると分かると、ホタテやホッキ貝が出てきてました。何でも、東南アジア経由で入って来てるようでしたね。もちろん当局だって、闇流通が存在してるのは把握してるはず。日本産水産物に対して、富裕層中心に根強い人気があることも、当然分かってる。景気減速が喫緊の課題となってるかの国でも、景気回復の起爆剤となるサービスや消費財は、喉から手が出るほど欲しいはず。このタイミングで、国際原子力機関の査察や監視は、ちょうどいい輸入解禁の理由となったんではないかと。やはり、メンツを重んじるお国柄ですからね。以上が、モリ介の見立てなんですが、当たらずとも遠からず、じゃないですかね。
報道にもありましたが、再開の時期も不明だし、手のひら返しもあり得る、なんて漁業者さんのコメントも出てましたね。そこで気になるのは、国内向けの数量や、相場がどうなるか、ということ。北海道のホタテは、国内供給そっちのけで、輸出が大半、なんて時期もありました。特に、かの国向けは多かったですね。でも、かの国の国内で全部消費されてたわけではなく、加工されて、最終的には北米やヨーロッパ向けになってた事実もあったわけです。他に加工できる国があれば、かの国の輸入禁止措置なんて、そこまで深刻ではなかったみたい。実際にはそうならなくて、産地が困る事態にはなったんですが。今後の見通しについては、これから色々な話が出てくると思います。わかる範囲で、お伝えできれば、と思います。まじめな話もやろうと思えばできるんですよ。
さてと、卸売場の今朝の様子。秋サケはフィーレ中心に生スジコも。あとはタラ関係かな。カツオ、イカ、サンマ、ブリ類は、そんなに多くない…、と思いきや、売場の外にもカツオとサンマのパレットがいくつか。ばっちり入荷はありましたよ。雨の3連休確定で、売れ行きを心配する声もありましたね。今日のブログ、どうしようか、と思ったんですが、どれも最近取り上げたばかりの魚だったので、撮れ高が多かった、昨日の取材からお送りします。まずは…。
長崎県は佐世保産のオニカブ、6尾入り、4キロです。オニカブ? 調べてみると、オニカサゴとオニオコゼの二つの名前が出てきた。でも見た目が全然違う。もっと調べると、どうやらイズカサゴ、というのが標準和名らしい。仲卸さんが、カサゴ系かな~、と言ってましたが、まさにその通り。形は確かに全然違うけど、皮目の感じがメヌケみたいだな~とか思ってたモリ介は、素人丸出し。長崎でメヌケは無いか。あ、背びれに毒を持つトゲがある、って書いてる。一匹取り上げて、写真撮っちゃった。気をつけないとダメだよ。知らない魚はうっかり触ってはいけませんね。ところで、このイズカサゴ、煮魚や、鮮度が良ければしゃぶしゃぶなんかがおすすめのようですよ。
そして、お次はこの魚。
山口県は萩産のアオハタです。2尾入り、2.8キロでした。標準和名もそのまま。でも、どこが青いんだろう。この見た目だったら、キハタでないの? 調べてみると、そう呼ぶ地方もあるみたいですね。もともと南の魚だったけど、海水温上昇で、生息域も北上してるみたい。東北でも漁獲があったりするんだとか。このアオハタ、もちろん鮮度が良ければ刺身もいけるけど、魚のアラからとってもいい出汁が出るらしい。もうこの気温なんで、一足早いお鍋もいいかもしれませんね。でも、ハタですからね。少々いいお値段ではありました。
また、テレビの話で恐縮ですが、函館でのカツオの水揚げの話題、あちこちでやってましたね。このブログで、報道に先がけて取り上げたの、初めてかも。まぁ、営業社員の情報収集のお陰なんですがね。当地では、これから名産にしよう、なんて声もありましたが、その分スルメイカがダメなんで、その辺がね。やっぱり温暖化は深刻ですな。これ以上の症状悪化は、なんとしても食い止めたいものですね。
それでは、今日の記事はこの辺で。明日と明後日は、市場は連休をいただきます。ブログも同様。また、火曜日にお目にかかります。モリ介でした。