モリ介です。こんにちは。今日もよろしくお願いします。
寒いですね。最高気温も上がらないらしいですよ。真冬日に近いのかも。昨日の雨が乾ききらないうちに凍り付いた路面が、あちらこちらで見受けられました。まだ一部だからいいけど、一時停止の交差点でこれがあると、本当に怖い。それまで乾いた路面を走っていて、いざ交差点で停止、って時にスリップ。これはマジで慌てますね。ヤバい!って、ブレーキ踏んで、ズズ~っていう音。生きた心地がしません。早めに路面状況が判ればいいけど、そういう時に限って暗かったりするんですよね。冬が厳しい地方に住む人間のあるあるかも。雪道をノーマルタイヤで走って、坂を上がれなくなるなんて、そんな意識レベルじゃこちらの道路は走れません。
少し前の事ですが、盛岡の麻酔吹き矢を使ったクマ対策が、テレビで取り上げられていましたね。もちろん現状を広く知っていただくことは大切かもしれませんが、相変わらず、クマ駆除へのクレーム、すごいそうじゃないですか。取材を受けられていた方にも、結構来てるんじゃないですか、誹謗中傷。別に隠蔽しろ、という訳ではありませんが、もう良くないですか、全国報道。もちろん地元民へは情報提供をしてほしいですけど、クマの恐怖とは全く別世界の、ただただ現地の苦労も知らずに、単純な思いに任せての悪口雑言を放つ輩にわざわざネタをくれてやることも無いと思いますがどうでしょう。こちらとて必要に迫られての行動ですから、ただ粛々と行えばいいのかと。ところ変われば野生動物に対する接し方も変わってくるわけだし。ある地域ではペットだし、ある地域では神様だし、ある地域では貴重なたんぱく源、なんてこともあるわけでしょ。楽にエサを得ようとして人里に降りてくるクマは間違いなく害獣。彼らはもう山でエサは捜さないでしょ。だから駆除は仕方がないかと。ただしもう騒がないようにしましょ。
それから個体の確保や駆除の際には、もう少し近隣住民の協力を得られるように、というかある程度の強制力を持った措置も必要かも。民家が近いから銃猟が出来ない、とよく報道がされるけど、立ち入り禁止区域を設けるとか、外出禁止とか、窓から離れた部屋で過ごさせるとか、ある程度自由な行動を制限することも考えないと、ヤツらは民家まで来たら安全、って考えるようになりませんかね。数日にわたっての民家や倉庫への立てこもりを許さざるを得ないのは、こういう事も関係してるかと。このまま冬が本格化してきて、クマの出没が収まるようだといいけど、積雪の中でも人が襲われたりするようだと、もう一歩踏み込んだ対策が求められるのではないでしょうか。モリ介は何もここまで言わなくても、とは思いますが、子供が犠牲にならないと対策が本格化しない、なんて言ってる人も居ますよ。そんなことは絶対に起きてほしくないですけどね。
それでは金曜日の卸売場へとまいりましょうか。荷物はあまり多くないですね。ナメタガレイに白子、イクラや生筋子も若干ですがまとまりがありましたね。どれも高い物ばっかりですな。イクラも、例年ならば北海道産が数百ケースまとまる事が何度もあるのに、今年は全然。今シーズンはこのままフェードアウトしそうな雰囲気。だってさっぱり獲れてないですよね、秋サケ。という事で、特に珍しいわけでも、大量入荷したわけでもありませんが、もしかするとご紹介も最後かも、ということで、北海道は網走産の生筋子と生イクラを載せちゃいましょうか。ドカーンと入荷したら、その時はその時で。

箱には「赤子」と書かれてました。もっと赤いんだよな~、この写真。何で黄色味がプラスされちゃうんだろう。粒も立派。ザ・サケ卵、って感じ。そして同じく網走産の生イクラ。こちらは生筋子ほど赤くはなかったですけども。

でもやっぱり赤みが足りなく写る。粒も生スジコよりもちょこっと、ほんのわずか小さいでしょうか。でも必要にして十分。今やベニサケ卵がイクラですから。一昔前だったら、絶対に売れなかったと思いますよ、小粒のイクラなんて。え~と、お値段ですが、どちらも立派でした。この間も書いたけど、モリ介が2キロだ、4キロだ、と調達して、親戚に配っていたころの価格のちょうど5倍でした。こちらではお雑煮にイクラを入れて食べる家庭が多いと思いますが、モリ介家では、塩スジコ一切れでいい事になりました。これだったら500円でお釣りが来るかな。
そしてお次のネタですが、パッとしない魚体ではあったんですが、しばらくぶりのような気がしましたのでご紹介しましょう。春の魚のような気がしてたんですが、秋ぐらいから水揚げがあるところもあるんだそう。このサイズだと、どうやって食べるんでしょうか。やっぱりお刺身?

サヨリです。漢字で書くと細魚ですかね。文字通り細い、細すぎる。宮城県産の3キロ入りでした。箱には62の文字があって、62尾入り、という意味のよう。という事は1尾約50グラム。先日入荷した4キロ42尾のサンマを評して、サヨリのよう、と書きましたが、ここまででは無かったですかね。体長は25センチありましたが、太さは成人男性の親指ぐらい。それでも、あっという間に売れていきました。やっぱりその道のプロは、それなりに価値を見出してくださるんですな。ありがたい事です。
夏が過ぎ去って気温が下がり、冬を意識せざるを得ないこの頃、なんとなくだけどお魚も大きい魚体が多くなってきた気がします。という事を書いておきながらなんですが、小さめサイズのお魚もちらほらと。元々小さい魚、ってことね。マアジやキンキの小さいヤツってことではないですよ。近々ネタが薄くなってきたタイミングでご紹介しますね。今日はもう時間なので、また後日。
数は少ないけど、実家にお歳暮が届いてる。これまでモリ介父が、色々と手配をしていたようだけど、そんなこともこちらでやらざるを得なくなった。住所録があるんだか無いんだかさっぱりわからなくて、一部を除いて、結局モノが届いてから返送する形に。先日お肉が届いてお返しをすることになった。ある有名量販店のサイトを見ると、もうすでに品切れ続出。ビールギフトなんて地場もの以外は一個もなし。いくらシステム障害発生のメーカーがあるからって、ビールギフトの品切れ、っておかしくね?やる気あんのかよ。という訳で、モリ介父が長年使っていたお店はパス。多分来年もパス。お安く販売していた、東京新橋のお店から発送。いいんだよ、ビールなんてどこから買っても一緒なんだから。発送元や包装紙をありがたがる思想は、モリ介は持ち合わせていないんで。本当は市場のお取引先のサイトから、魚を送りたかったんだけど、ちょっと価格帯が合わないし、モリ介母からビールの指定があったので断念。今年は準備が全くできなかったので、来年は余裕をもって検討したいと思います。とにかくタスクが多すぎて、訳が分からないモリ介がお送りしました。明日の土曜日ももちろん市場は開市。ブログもやりますよ。また明日。暖かくしてお過ごしください。