• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

皆さん、こんにちは。モリ介です。今週もよろしくお付き合いください。

土曜日は、あちこちの小学校で、運動会が開催されたようですね。お天気に恵まれて何よりでした。テレビでも、杜陵小学校の運動会の様子が放映されてました。ちょうど、水曜休みの日に、ウォーキングで杜陵小学校の横を通ったんだけど、陸上競技のレーンが白く引いてありましたよ。楕円のやつと、直線のやつと。もちろん校庭が激セマなので、重ねて、ですけど。あんまり個人的なプロフィールは載せたくないんだけど、モリ介、実は杜陵小の卒業生。今の校舎は、新しく建て替えられたものなので、もちろん古い校舎出身です。当時は、中津川方向を向いて、コの字の建物でしたね。つまり、中津川横の歩道から、校舎正面を見渡せる感じ。今は、毘沙門橋につきあたる道路からでないと、正対しませんよね。

モリ介以前の年代で、杜陵小の最大のトピック、といえば、なんといっても、組み立てプール。いまでこそ、校舎裏手の道路をはさんだところに、プールがあるみたいですけど、もちろん、モリ介はそんな立派なプールで、授業を受けたことはない。あ、中学校では、ありますけどね。モリ介が卒業してから間もなく、確か、市の施設ができて、そこのプールを使用することになったはず。中学に進んでから、必ず他の小学校出身のヤツに、バカにされる、組み立てプールとは。それは、父兄総動員で作り上げる、ブルーシート製のプール、であります。まず、校庭に砂を敷き、鉄製の枠を組み立て、上から巨大なブルーシートをかぶせ、周りに、大きめの、まな板状の板をはめ込んで、踏み板にする、こんな段取りでしょうか。なので、水から上がっても、プールのふちは、50センチぐらいしかない。もちろん手すりなんかも無し。すれ違うのも気を遣う。友達とじゃれあったりした日にゃ、水か校庭に落下、みたいな感じでしたね。シーズンオフには、またもや、父兄総動員で解体作業ですよ。おそらく、ですけど、盛岡市の教育史における黒歴史、でしょうな。当然の事ながら、プールがある時期は、校庭が4割ほど削られて、さらに激セマ、になるのでありました。歩きながら、ふと、こんなことを思い出しちゃいました。

さてと、今日の卸売場ですが、見たことはあるような気がするけど、モリ介は、もちろん食べたことが無い、という食材がありましたので、まず、これをご紹介。

何だか判ります? 何か貝みたい? では、アップにしてみましょう。

京都は舞鶴産のカメノテ、です。生物学上は、エビやカニの仲間なんだとか。なんでも、西の方の市場では、そんなに珍しい食材でもないみたい。で、どうやって食べるか、というと、きれいに洗って、殻ごと酒蒸しにするんだそうです。それから、白い爪みたいな部分をつまんで、軽くひねると、白い部分が抜けて、可食部が姿を現すんだとか。味は、エビとカニの中間、というのがネットでの評価。なんでも、このカメノテ、スペインでも普通に食べるみたいですよ。ワインとオリーブオイルで蒸し煮にするのがポピュラーのようです。名前の由来は、亀の手に似てるから、と、いたって普通ですけど、モリ介は、ガメラの手に見えましたよ。

そして続けてのご紹介は、このところ、入荷が続いている、このお魚。

北海道は十勝産の、マツカワです。4枚入り、4.1キロです。種苗の放流がされるようになってから、釣り人が狙う魚の一つになった、と、調べたらありました。昔は、幻の魚、みたいな扱いじゃなかったでしたっけ? このマツカワ、黄色い中に、白い魚体もありますね。どうやら、黄色がオスで、白がメス、のようです。「船上活〆」のタグがついてますね。釣りあげてすぐ、血抜きをしてありますので、鮮度は抜群。お刺身一択でしょうかね。カレイ類の中では、とび抜けて美味、らしいですけど、ヒラメとどっちが旨いんでしょうかね。ま、モリ介の結論としては、どっちがどっちやら判らないけど、まず旨い、ってことになるんでしょうが。

おっと、そろそろお時間。本日はここまで。また明日、お目にかかります。モリ介がお伝えしました。