• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。今日のブログも、モリ介がお送りします。

黄砂がひどいみたいですね。モリ介も昨日の帰宅時、陸橋から遠くの山を見ると、黄色っぽいモヤで霞んで見えましたよ。大陸から、どんだけ遠くへ飛ばすんですかね。かの国のミサイルよりも飛んでるよ。まあ、飛ばしたくて飛ばしてるわけではないんでしょうが。

サンマの漁獲枠について報道がありましたね。昨年25万トンだったものが、1割減の22万5千トンになるとか。まあ、日本への配分枠がどのくらいになるのか、まだ決まってないようだけど、諸外国を含めた総漁獲量で、昨年は12万トンぐらいでなかったかな。日本は、というと、2023年は、11万8千トンの枠に対して、2万4千トンの漁獲にとどまったんです。ちなみに、2022年は、1万8千トンの漁獲しかなかったんで、実績では、6千トン増えたんですけどね。何が言いたいかというと、資源保護のため、漁獲枠を減らしたはいいが、その枠を使い切るほどの量は全然獲れていない、ということ。

諸外国の昨年実績は、10万トンぐらいあったようなので、サンマは、日本のはるか沖合を泳いでいる、と考えていいでしょうね。彼らは、公海上で操業してますから。今年も生サンマは厳しいんでしょうかね。昔は、7月の下旬になると、卸売場のかなりの部分をサンマが占めてましたよ。その1ヶ月後には、売場に入らなくなるぐらいの、連日の大量入荷でしたね。お客さんも、それなりの物量を仕入れされてましたし、消費者の皆さんも、飽きるぐらいお召し上がりになってましたよね。そういえば、思い出したんだけど、5月か6月ぐらいに、ほんの少しだけど、定置網にかかったサンマが入荷することもありましたよ。サヨリよりも細いやつ。それだけ、サンマも、日本の近くに住んでくれていた、ということなんでしょうかね。あ~歳をとると、昔話が長くなっていけませんな。

そして、今朝見つけた魚はこちら。ん?「ガヤ」とある。ひな壇芸人じゃあるまいし。

聞いてみると、「クロメバルです」とのこと。なるほどメバルか。モリ介は、そこら辺の区別も本当に怪しい。ま、判るもののほうが少ないんだけど。北海道は噴火湾産の中身はこんな感じ。

調べてみると、正式名称はエゾメバル。岩手ではクロメバルで通るらしい。高級魚の部類に入るメバルの中では、比較的安価である、とのこと。煮付けで、1尾食べるには、ちょうどいいサイズかも。ちなみに、「ガヤ」の由来は、「ガヤガヤとうるさいくらい釣れるから」らしい。なんだ、芸人と一緒か。

お次はこれ。聞いてみると高級魚だった。モリ介はこの魚も知らなかったんですよね~。

宮崎県産のヒラスズキです。「平スズキ」と書いてありました。実はこの箱は、2尾入り。写真の下方にもう1尾、氷で隠れてます。3.2キロとありましたので、この魚で、1.5キロ内外ですかね。言われてみれば、普通のスズキと比べて、体高があって平べったいかも。あちらは、もっとシュッとした感じですかね。普通のスズキも、入荷があったんで、画像を押えました。

新潟県産のスズキ。3尾入りで7.3キロです。体の幅があって、正面からだと丸い感じ。う~ん、写真じゃ判りずらいか。ベテラン幹部氏によれば、お値段は、「倍ぐらい違う」らしい。調べた結果、スズキが、内湾とか河口の近辺に生息することが多いのに比べて、ヒラスズキは外洋性であることが判明。旬も、スズキは夏場だけど、ヒラスズキは寒い時期であるらしい。似たような名前でも全然違うんだ~。高級魚ヒラスズキって、どんな味がするんでしょうかね。あ~、高いやつでなくていいから、白身の刺身が食べたいな~。でも、治療費がかさんで、贅沢するお金がないんですよね。当分我慢するしかないな。また、愚痴になりそうなので、今日はこの辺で。モリ介でした。