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皆さん、お変わりありませんか? モリ介です。

ぐっと冷え込んできましたね。盛岡も初雪だとか。

山陰の山沿いは積雪したところもあったようで、住民の方は、準備がまだ出来てない、と、面食らってました。

モリ介は昨日タイヤ交換を終えました。店内で作業待ちをしてるお客さんも、他に何人かいましたよ。すでに混み始めてる感じ。

作業時間が50分ぐらい、と言われて、ハタと用事を思い出し、片道15分程のところへ、ウォーキングがてら出かけたけど、帰り道に雨がバラバラと。

結構濡れて店までたどり着いたけど、そのとたんに雨が上がって日差しが。

何なんだよ、もう!

皆さんはタイヤ交換、お済みですか?

早めに済ますと、雪の無い路面でタイヤが摩耗しそうで、何かやな感じ。

でも、少し前、ラジオのDJさんが言ってましたが、一日何百キロも走るぐらいでないと、あまり変わらないらしい。

正直言うと、モリ介も若い頃は、12月の20日ごろに替えてたこともあった。

雪が降りだして、明日はさすがにヤバい、という状況下、真っ暗で懐中電灯の灯りをたよりに、後悔でブツブツ言いながら。

何で若い時期は、何でも「大丈夫だ」と思ってしまうんだろう。根拠の無い自信にあふれてた気がする。これが、”若気の至り”ってやつなんでしょうかね?

ま、とにかく、早めにタイヤは替えましょうね。

そして、今日の卸売場ですが、まず見つけたのが、ブランドのタグ付き真ホッケ。

グリーンのタグには「海峡根𩸽(ネボッケ)バキバキ 恵山産」とある。魚体は35センチ内外。

調べてみると、海に網を入れる時間を短くして、水揚げ後すぐ出荷することで、高鮮度の真ホッケを提供しているらしい。

恵山は函館の東部みたいだけど、市内では、真ホッケの刺身を出す店もあるんだとか。

たしかに、バキバキ感はあったけど、盛岡で刺身はどうなんでしょうかね。プロの料理人さんの目利き次第かとは思いますけど。

根ボッケの”根”とは、例えば湾内など、外へ回遊しない魚を指します。

エサがたっぷりの場所に住んでるので、味が良いみたいですよ。

瀬付きアジが、脂たっぷりで人気があるのも、同じ理由ですかね。

そして、これからますますポピュラーになってくる、大型のナメタガレイ。

北海道はえりも産のナメタガレイの子持ち、2.2キロです。

体長は40センチオーバーで、身も分厚い。

昔は、ちょっとした切身で、4千円とかしてましたよね?

でも、これから年末の需要期に入ってきます。ここ数年は、押し詰まってからの高騰もなかったはずだけど、今年がどうかなんて、フタを開けてみなけりゃわからない。

お正月に必ず食べたい、となれば、お安めのうちにご購入、即調理、そして冷凍保存が正解ではないですかね。煮汁ごと冷凍すれば、切身がパサパサになることもないし。

今後、お店での露出もどんどん増えてくるでしょうから、特売等のチャンスもあるかと思います。

最後は、前にもやったんだけど、またこの魚を。

大型バットの二枚重ねをラップでぐるぐる巻きにした、これ。中身は何の魚でしょうか?

ここの売場に関わる全員が、100パーセント正解できるんですけどね。

開けてみますよ。

沖油目、1入、60.8、とありますね。宮古産アブラボウ、60.8キロです。

「132」とあるのは、セリか入札の時の番号ですかね。

あ、箱の奥にも、何か書かれたスチロールのフタが。

こちらには、52.8とありました。箱の奥側にも、もう一尾入ってるようです。

それでは、お顔を拝見しましょうかね。

実は若手社員が、氷の上に引き上げてくれようとしたんだけど、ここまでで断念。

氷が床に散らかると、長靴で踏んでしまった時に、転倒する危険があるので、氷をはだけるのも、ここで止めに。

申し訳ないですが、魚体の写真については、過去の記事を参考にしてください。

昨日も、宮古産のアブラボウを仕入れてくださったお客さんがおっしゃるには、アブラボウは脂の多い魚なので、死んだ後も魚体が硬直しないんだそう。

なので、まな板の上に乗せるのにも、ものすごく大変なんだとか。無理しなくてよかった~。

力の抜けた人を持ち上げるのに骨が折れる、という、アレですな。

サスペンスドラマで、女の人が一人で、男の死体を運んだりしてるけど、絶対無理だから。

どんな事情があろうとも、妙な気をおこしてはいけませんぞ。捕まるよ、マジで。

相変わらず締まらない感じですみません。

今日はこの辺にしておきますね。

明日は水曜日で休市。また木曜日にお目にかかります。モリ介でした。