• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介(仮)です。今日もよろしくお願いします。

今日も今日とて、卸売場をふらふらと…。あ、あった。実は、

ブログを始める前から、ネタになりそうだな~、と思っていたアレ、が。

とはいえ、初見っぽくいってみましょう…。”ドスヌキ”に”ドス足”。

ね? なんか物騒でしょ? 宮古産の”ドスイカ”のツボ抜きイカと,

ゲソ、という意味なんですね。モリ介は、「なんかアカイカみたいな感じ」

で捉えていたし、お客さんからも、それっぽい話を聞いていた。

でも正確には、アカイカとは違う種類で、標準和名はそのまま

”ドスイカ”らしい。調べてみると、アカイカ、と呼ばれるのは、

ムラサキイカかソデイカで、もっと色もしっかりしているし、

何より大きいみたい。そういえば、ブリが1尾入るような箱に

でっかいムラサキイカが入れられているのを、見たことがあったような。

鮮度が落ちやすいので、地元近辺の流通が主体みたい。三陸の海が

あるからこそ食べられる海の幸、ということが言えそうですね。

写真はこちら。

話はかわって、秋サケの話だけど、中津川(盛岡市内を流れる川の一つ)に

サクラマスが遡上している、という報道があった。サクラマスっていうのも

びっくりだけど、秋サケは上がってこない、ということなんでしょうかね~。

北海道の秋サケ漁も、昨年比で、3割ぐらい少ないみたいだし、日本海も良くないらしい。

三陸も厳しい展開になっていくのか、心配です。そんな中、先週の土曜日に続き、

本日も卸売場にあった、バラコ、あ、生のイクラですね。北海道産です。

仲卸のベテランさんに聞いたけど、北海道のイクラも、選別やほぐし方など

作り方が近年上手になって来たそう。前は皮が硬かったり、不純物が混ざったり

することもあったみたいだけど、「これはなかなか良いよ」とのこと。

昨年の北海道の秋サケ漁が、不漁の中でもそこそこの数字を残したことで、

前にも書いたけど、昨年製造の醤油イクラが、売れずに残っている。あ、盛岡水産の、

ではなく、世の中のどこかに、ということ。メーカーさんだったり、問屋さんだったり、

商社さんだったりするんだと思う。そのため、原料としての引き合いが弱く、

前年比大幅ダウンの水揚げにもかかわらず、相場が高騰していない、という図式らしい。

これから、年末に向けて、需要が高まるのは間違いないので、価格が比較的落ち着いている

今のうちに、醤油イクラをご家庭でつくって、お正月に備える、というのはいかがでしょうか。

モリ介(仮)も、懐具合と相談中で、まだ決めてないけど、去年までは、毎年醤油イクラを

作っていたよ。そのやり方が正解かは判らないし、自信もないけど、何かの折に

ご紹介しますね。というわけで、そろそろ時間。また明日に。モリ介(仮)でした。