• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今週もはじまりました、このブログ。よろしくお付き合いください。

昨日はあまり天気は良くなかったけど、一昨日の土曜日の午後は、晴れて気持ちのいい陽気でしたね。はじめはちょっと面倒だったけど、モリ介嫁も行きたいというので、ウォーキングがてら岩手公園方面へ。嫁は、あんまり歩きたがらないので、自転車で。自転車置き場に自転車を置いた嫁と、公園広場で落ち合うことにしたんだけど、ものすごい人で、落ち合うのも大変。ちゃんと細かく場所を決めるんだった。出店の屋台も大行列だし。よくわからなかったけど、猿回しかなんかをやってたみたいで、ちょっと技を決めると「ウォ~」のどよめき。あずまやも一杯だし居場所もないので、桜を見に上へ行きますか。すると嫁、ここから見えるからいいや、と言う。え~?近くで見ないの? それより腹減った、だそうです。そうでした、モリ介嫁はこんな人でした。

ま、いいか。ということで、広場から繁華街方面へ。この人出だし、空いてる飲食店って、あまりないんじゃないの? モリ介はランチ時の飲食店情報、全然持ってない。居酒屋さんだったら少しは知ってるんですが。すると、嫁はパート勤め時代のランチで何回も行った、おすすめのお店がある、という。運が良ければ桜も見られるかもよ、って、どういうこと? 店に到着して5分ほど入口の椅子で待機したものの、すんなりと二階席に案内された。窓際席ではなかったけど、お客さんの頭越しに桜の花が見える! それも結構近くで。ほぼ満席だったので、料理が来るまでちょっと時間がかかったけど、その間、ビールのすすむことといったら。ジョッキ一杯と小瓶一本を軽く空けたところで料理が登場。結局ビールの小瓶をもう一本呑む羽目に。オープンエアではなかったけど、桜の花と美味しい料理と旨いビールで最高の時間でした。結局なんか物足りなくて、もう一軒行って、ジョッキ2杯と仕上げに梅酒ソーダをやっつけて、ほろ酔い、ではなく、だだ酔いで帰ってきました。ちゃんと歩いて帰宅しましたよ。

昨日はぐずついたお天気でしたが、ウォーキングで、昨日訪れなかった、岩手公園の桜のエリアへ。早朝だったけど、日曜の朝、という事もあって、そこそこの人が訪れていましたよ。公園の最上部の石段から、桜のエリアを見おろすと、まるで桜の花の雲海。スマホで写真を撮っている人も何人かいる。下から見上げるだけが桜じゃない、としみじみ思いましたね。水曜日はまた雨模様になりそう。今日明日が、桜を堪能できるいいタイミングかも。

さて、週明けの卸売場へとまいりますか。荷物はそんなに多くないけど、お客さんの買い気配は十分。モリ介も負けないように、品物をチェックせねば。そんな中、見つけたのがこの食材。もちろん見たことはあるし、名前も知ってるし、しょっちゅうではないにせよ入荷することがあっただろうけど、取材で取り上げるのは初めてかも、のコレ。

北海道は噴火湾産のバフンウニです。大きいもので6、7センチぐらいでしょうか。この箱には52個が入っておりました。え~と、三陸で獲れる、トゲトゲのウニはキタムラサキウニでしたっけ。調べてみて初めて知ったんですが、”キタ”の付かないムラサキウニなるウニもあるんだとか。こちらのウニは、暖かい海で獲れるそうで、ほとんど産地での消費に留まるらしい。ふ~ん、三陸のウニほどは獲れないんだ。で、バフンウニは、というと、暖かい海で獲れて、産地は本州、九州など。漁獲量は多くない。ん?なんか変ですな。北海道といえばバフンウニでないの? え~、判明しました。北海道のウニは正確にはエゾバフンウニ、と呼ぶんだそうです。日本での流通は、ほどんど、キタムラサウニとエゾバフンウニなんだとか。キタムラサウニを「白」と呼ぶのに対して、エゾバフンウニは「赤」と呼ぶ、とも書かれてましたよ。でも、岩手はキタムラサウニの一大産地なので、このエゾバフンウニ、あまり殻付きウニとしてはお目にかかることはないですかね。珍しいっちゃ珍しいかも。

そしてお次のネタは、というと、土曜日の取材から。本当はその日にお伝えしたかったんだけど、カツオの脂ののりが良かったんで、そちらを先に載せちゃったんですよね。あおりを食って、週明けの掲載に。先日、北海道産をご紹介したんですが、ついに県内産も登場、ということで。

最初は遠めに見て、スズキかな?とか思ってたんで、近くには行かなかったんですよ。でも、帰り際に見ると、どうやらサケ。宮古サーモンの1尾入りかもね、と箱書きに目をやると、「大目」とある。ん?大目? オオメとかオオメマスって、時サケじゃん! というわけで、銀鱗が眩しい時サケ、普代産の3.5キロでした。この間北海道産のセミドレスものをご紹介しましたが、さほど時を置かずに県内産をご紹介できるとは思ってもみませんでした。昔は、この時期の時サケって珍しい商材ではなかったんですよね。5月6月での、小売店の販促でも、取り扱い必須の魚だったはず。生もあれば、塩サケもある、みたいな感じで。秋サケを含めたシロザケ全体の取り扱いが激減していく中で、ほとんど忘れられようとしていた商材でもあります。去年は、あまり入荷が無くて、モリ介はその姿を捉えることが出来なかったんですが、今年は、北海道産に続き県内産、と、少しいい兆しかも。秋から冬にかけての県内産秋サケの入荷、期待したいです。何とかお願いしますよ、海の神様。

というわけで、お時間も迫ってまいりました。今日のブログもここまで。話は戻るけど、今日明日は晴れ間が期待できるものの、水曜日はまた雨。桜の花びらもかなりいかれちゃうかも。日中はお仕事、という方も多いでしょうが、夜桜もまたいいもんですよね。花が散らないうちに、ぜひお出かけください。昔はあまり見ませんでしたが、桜のエリアににも出店が出ているみたいですね。ビールの看板もあったっけ。人力車かなんかで、下から歩かずに桜が見られるサービス、出てきませんかね。それならしこたま吞めるのに~、とか考えるモリ介がお送りしました。 あ、そうだ。栃内病院の桜も元気に満開でしたよ。あそこって、立ち入りはダメなんですかね。道路端から眺めるしかないかも。この時期だけ、屋台とか出して解放、はムリか。桜にかこつけて吞みたいだけなのが透けて見えるな。このくらいにしておきますかね。また明日。