• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

いよいよ8月がスタート。こんにちは。モリ介です。

東北の夏祭りも始まり、お盆や帰省なんかもあって、何か慌ただしい気分に。モリ介ん家は、誰も帰ってこないので、実家の墓参りとか、送り火、迎え火ぐらいのもんですかね。だから、全然慌ただしくなる必要は無いんですがね。

それにしても、天気はどうなってるんだか。盛岡はさほどではないにしても、関東なんかは、豪雨と猛暑の繰り返し。ニュース映像でも、39℃とか40℃を指す気温計と、道路にあふれた水をかき分けて進む車の姿ばかりだし。オリンピックで奮闘する選手の姿が一服の清涼剤になってるかもしれませんね。

ニュースと言えば、先日、サンマ漁の長期予測が話題になってました。8月から12月ってなってたけど、本来は、7月も漁期であるはず。もう、7月にはサンマが獲れない、という前提になってるんですね。で、予測の結果は、昨年と同じレベルの不漁、ということに。前にも書いたけど、サンマが不漁になる前は、7月下旬にはそこそこの物量が入荷してたんですけどね。盆明けには、大型船が出漁して、値段が下がり、9月を過ぎるともう満腹感でしたね。もう、サンマはいいよ、みたいな。それでも、12月初旬ぐらいまで入荷が続いて…。そういえば、これも昔話だけど、6月下旬あたりに、定置網だったか、で、獲れたサンマ、入荷してなかったっけ? サヨリみたいに細かった記憶があるけど、その時代は、日本の近海に、サンマがたくさん居てくれてたんですよね。

さてと、8月初っぱなのネタは、というと、昨年の秋以来になるんでしょうか。キンメダイと並んで、お目々がすてきな、この魚から。

宮古から送られてきた、ウルメイワシです。5キロ入りで、尾数は表示が無かったけど、担当者によれば、50尾前後ではないか、とのこと。ウロコがはがれやすいので、慎重に、ビニールの上に取り出しました。どうですかね、目の、ウルウルっとした感じ、お分かりいただけるでしょうか。調べてみると、目を覆うように脂の層があって、それが潤んだように見えるんだとか。そして、背中が少し青っぽく見えますが、この色が、鮮度のいい証拠らしいですよ。刺身でも絶対旨いですな。モリ介も、目玉に脂の層がほしい。年のせいか、目が乾いてしょうがない。橋本環奈みたいなぱっちりお目々になるかもしれないし。なんで、腹とか内臓に溜まるんですかね、脂って。

そして、もう一ネタは、6月にもお届けしてましたが、今度は県内産です、のこの魚。

普代産のトビウオ、3キロ15尾です。体長は30センチほど。標準和名は…? え? 調べてみると、食用として流通しているトビウオは、全部で4種類ほどあるらしいですが、ほとんど区別されていないみたい。全体をまとめて、トビウオとよんでいる、とのこと。なるほど、こんなこともあるんですね。モリ介としては、美味しく食べられれば、何でもいいんですが。もちろん刺身で食べた事はあるとは思うんだけど、どんな味だったか記憶がない。営業をしてた頃にも、白みりん漬けだったかで、冷凍品を販売した記憶がうっすらとある。原料は、どこが産地だったか、これも記憶がない。もちろん味の記憶もありませんね。しかしながら、サンマがこんなことになってしまった今、ウルメもトビウオも、貴重な青魚。値段もそんなに高くありませんので、ぜひお求めになっていただきたいですね。それにしても、サンマの話題をお届けできるのは、一体いつになることやら。

このあたりで、本日もお時間。さんさ踊りも、天気は大丈夫そう。あとは熱中症の心配だけ。体調に気をつけて、しっかりと踊り切って下さい。そして、熱い声援を送ってあげてください。お相手は、モリ介でした。また明日。