• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。週末土曜日、しかも3連休初日。市場は2連休だけなので、本日は開市で絶賛営業中です。ブログもよろしくお願いします。

今日は昼頃から雨らしい。だけど、モリ介待望の最高気温23℃! あまり汗をかかないで済みますね。助かります。週に何回かモリ介父の施設にも行きますが、廊下はエアコンが効いて涼しいのに、モリ介父の部屋が暑い。彼は極度の寒がりなもんで、エアコンの温度も28℃とかになってます。モリ介が部屋にいる間は、少なくとも3枚のハンカチが必要。ま、家に居た時も6月までストーブを焚いてましたしね。ファンヒーターじゃないんですよ。反射式の石油ストーブ。なので、温度設定関係無し。モリ介母もさすがに30℃近くまで室温が上がって、「クラクラする」とか言ってました。

暑さの話題が少し収まったと思ったら、今度は雨とか洪水とか竜巻とかばっかり。この間の秋田の洪水でしょ、先日の静岡の竜巻でしょ、そしたら東京のど真ん中でも浸水被害。それにしても竜巻って、怖いんですね。車が横転って、普通は横に転がるイメージだけど、ニュースの映像では、そこそこの重さがあるであろうミニバンが縦に持ち上がってひっくり返ってましたね。人が乗ってなくて良かったよ。そして木曜日に発生した都心での洪水。地形的に谷の部分だったという事らしいけど、1階のお店がいくつも浸水してましたね。ここまで水が来た、なんて取材に答えてた人もいたけど、その映像を見ながら、東京って地下がある建物が多いけど、このあたりは地下は無いのかな、大丈夫だったのかな、とか思っていたら、やっぱり地下のお店もあって、そこは水没してしまったよう。地下道や地下鉄みたいに、水を汲み上げる仕組みはないだろうから、なすすべが無かったようですね。お見舞いを申し上げます。

でもそろそろ、東京一極集中は終わりにしないとダメではないですかね。もちろんそこで暮らしていらっしゃる方には何の落ち度も無いし、それに対してどうこう言うつもりも無い。世の中の仕組みが、色々な天災による被害をより大きくしてる側面があるんじゃないか、ということ。だって、今後30年以内に大地震が起こる可能性があって、犠牲者が多く発生するだけでなく、都市としての機能もかなりの部分が失われることが予想されてる。大規模再開発とかしてて大丈夫なの? 高層ビルも大地震となれば心配だし、洪水が起きれば地下も心配。低層階の建物が安心、と言ったって東京では無理でしょ。これだけ密度が高いんだもの。前にも書いたけど、いつ起きるかもわからないけど必ず起きる、と言われてる大地震。言葉の悪さを許してもらえるなら、ロシアンルーレットを毎日やってるようなものだと思いませんか? あ~、今日も無事に過ごせてラッキー、って。同じ事かと。盛岡は、確かに地震は少なくないけど、市の中心部は岩盤の上にあって、建物に被害が出にくい、と言われています。北上山地では直線的な加速器である、リニアコライダーなるものを誘致してるくらいですから、岩手では地盤が強いところも多いんです。内陸部ですから津波も来ないし、地震にも強い、となれば、内水氾濫や岩手山の噴火ぐらいでしょうか、天災リスクと言えば。あ、あと熊被害もあった。とにかく、盛岡は安全度、高いと思いますよ。冬は寒いけど、それさえ平気なら住む価値はあると思いますが、いかがでしょうか。電力の大量使用が問題になってるデータセンターなんかも、薮川あたりの涼しい所に持って来ましょう。どこかのデベロッパーさん、薮川を別荘地として開発しませんか。道路さえ整備すれば、盛岡から30分ぐらいで行けると思います。

最後は夢みたいな話になっちゃった。でも、無い話でもないですよね。将来の開発に備えて土地でも押さえておきましょうかね。なんちて。それでは卸売場へと行きましょうか。荷物はそこまで多くない。結構な部分がすでに搬出されてたよう。さすがに連休前で、お客さんからの事前注文も多かったみたい。先日入荷が少ない、とお伝えしたサンマですが、確かに卸売場に並んでるフリーの商材は少なかったですが、これもすでに相当数が販売済みであったようで、今朝は3千ケース以上の着荷があった模様。という訳で、今日からの連休中のサンマ販売については、ご注文賜った分に関しては不足なく応じられたようです。来週以降の入荷に関しては、ニュースで根室の漁業者さんが話をされていたように、不透明な部分が多いですので、とにかく品物があるうちにお買い上げくださるのが正解かと。とりあえずは、食べときなはれ。その後もう少し相場が下がるんやったら、その時はまた食べてもろたらよろし。

さてと今朝のネタ一発目は、もうしばらくすると珍しさも無くなってくるこの商材。というか、11月~12月にはガンガン入荷してほしい品物。実績では売り上げ構成比も高いので、無きゃ困るんです。

生筋子の入荷については先日お伝えしたところですが、今日はバラコが入ってましたよ。秋サケの卵である生筋子をほぐしたものがバラコになります。北海道産は確実だけど、担当者に話を聞くと、どうやらオホーツク産であるらしい。5.4キロの入量でありました。でもまだ若いのか、粒が小さいですね。直径が5ミリ無いくらいで、秋サケらしくない。ビニールの端にくっついてた粒を一粒だけ食べてみると、やっぱりイクラ。若いだけあって皮も柔らかいし。でも旨いけどなんか違う気が。やっぱりお正月にはでっかい7ミリぐらいのイクラが食べたいですね。今年は以前のようにお安く手に入れられるんでしょうか。不漁予想だし難しいかも。秋サケが高いのならベニイクラかマスイクラで我慢しようかな。何度もお伝えしてますが、お安いときに醤油イクラを作って、小分けの容器で冷凍保存しておけば、年末やお正月に、そうお高いものを買わずに済みますよ。解凍も簡単だし。量にもよりますが、一晩あれば融けちゃうんで。この話は、入荷が本格化してきたらまた書くことにしますね。

さ~て今朝のネタ二発目、と行きましょうか。今年は、夏の初めの6月に一度お伝えしてますね。一目見ただけで何の魚かはわかるんですが、実は種類が多くて、標準和名の特定はなかなか難しいこのお魚です。

宮古の定置網で揚がったトビウオです。5キロ20尾入りでした。周りに人が居ないのをいい事に、ちょこっと羽を広げてみました。どうしても戻っちゃうので、全開に広げることはできませんでしたが。問題の標準和名ですが、おそらくツクシトビウオかトビウオではないかと。ツクシの方だと夏場が旬らしいので、そろそろ終盤戦、という言い方もできるんですが、トビウオの場合は8月後半ぐらいから獲れ始めるらしいので、これから本格的に美味しくなる、こんな感じの書き方になりますかね。ま、どちらにしても宮古産の鮮度抜群の魚ですから、旨いのは確定なんですが。市場流通では細かく分類されて販売されることはあまり無い模様。大市場のこだわりの仲卸さんあたりでは、ツクシとかではないトビウオを「本トビ」と呼んで、しっかり区別する向きもあるらしい。盛岡ではトビウオはトビウオ、と言う感じ販売してますね。

さてと土曜日の記事もこの辺で終了としますかね。モリ介のスマホの雨雲レーダーによれば、昼前から予想されてた雨、午後になってから、と変わってる。家に着くまで、お天気はもってくれるかも。そういえば盛岡は、14日の日曜日から3日間、秋祭りなんですよ。おみこしや山車が練り歩くんですが、お天気は大丈夫そうですね。モリ介の小学校時代ですけど、学校で参加者を募集してたような記憶がありますね。3日間学校を休めるんで、参加希望者もそこそこ居ましたよ。モリ介は出た経験はありませんが。6年生の時、学級新聞を作る担当だったんですが、記事づくりのため、日曜日に仲間と手分けして巡航中の山車を追っかけて、写真を撮ったりクラスメートにインタビューしたことがありました。でも、どうしてもあと一台が見つけられなくて、全ての山車のコンプリートは叶わなかった、そんな記憶がありますね。文句を言うとバチが当たりますが、モリ介ん家の周辺は山車の巡行コース。車の出入りや通行がややスムーズに行かなくなる場面も出てきます。急ぎのお出かけは禁物、そんな3日間になりますね。火曜日の帰り、引っかからないといいなぁ。しょうもない心配をしてるモリ介がお送りしました。日曜、月曜と市場はお休みをいただきますので、皆様方とはまた、火曜日にお目にかかります。