• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

こんにちは。モリ介です。今週もよろしくお願いします。

やっぱり今朝も寒い。夏が近づいてる気がしませんね。モリ介的には近づかなくていいですけど。出勤時にも雨がパラついてましたよ。お天気もはっきりしない。でも、日中から数日の間は日差しも期待できる、とのこと。洗濯物、乾くかな。

数日前から気が付いてましたが、ガソリン価格、急に下がり出しましたね。今なんてレギュラー150円台のスタンドも。この間、ちょこっと下がった時に入れちゃったんだよね。そしたら次の日にまたもや下がって。しまった、もう一日待つんだった~。まあ、その逆もあるわけだから仕方が無いか。これは、原油そのものの相場が下がったせいなんでしょうか? 補助金も出るんですよね。え? 5月22日から補助金が出てる?そのおかげなのか~。という事は、さらなる下げは無いのかも。原油相場次第ではあるんでしょうが。広範囲で物価が上がり生活も厳しい。出来るだけ長くお安いガソリンをご供給くださいませ。

またもや備蓄米の話。やっぱり5キロ2000円の小売価格のようですね。報道によると、入札備蓄米が5キロ3500円ぐらいでようやく来月から店に並びそう、と小売店の方がおっしゃってましたが、ほぼ同時期に契約備蓄米が5キロ2000円で出回るわけ? 二種類の値段で並ぶかも、と件の従業員さんはお話されてましたが、3500円のコメは売れるんでしょうか? このご時世、そんな酔狂な方は、まず居ないかと。テレビの取材だから冷静に話されてましたが、内心、はらわたが煮えくり返ってたんではないでしょうか。小売価格も公表されてるので、仕入原価をプールして売るわけにもいきませんしね。売れなきゃ値下げしかないわけだけど、損はお店でかぶらないといけないのでしょうか? これも問題になって来そうですよ。入札で儲けた分で補填することも必要になるのかも。コメを安く流通させる気がないまま、適当に制度設計をして備蓄米を出そうとした、と言われても、仕方ないですね。業界の票が無くても議員を続けられる方が大臣になってしまったんで、これから、もう一波乱あるかもよ。

さーてと、本題にいきましょうか。今日の荷物は少な目。海が荒れたところも少なくなかったようです。モリ介も、昨日の朝のウォーキング、傘が風にあおられて、少々大変でしたし。そんな中で存在感があったのはカレイ類。ナメタ、ソウハチ、オイラン、マガレイにクロガレイ。産卵を控えての、大型のものも目立ちます。今日の数量は控えめだったけど、先週は、セッタガレイの剥いたものも多かったですよ。そんな中での、まず最初のご紹介はこれ。

これはクロガレイ。北海道は厚岸産で、2枚入り3.2キロでした。画像では判りにくいけど、ぷっくりとしたふくらみが。ということはもちろん子持ち。体長は45センチありましたね。実は子無しの2入り2.6キロを最初に撮ったんだけど、後から子持ちの大型を見つけたので、急遽差し替え、となったわけ。担当によるとお値段もお安めらしいですよ。

そしてお次のネタも、またもやカレイ。取材は土曜日です。

このカレイはマガレイ。同じく北海道産だけど、こちらは釧路産。4枚入りで5キロでしたので、上のクロガレイよりは少々小さいけど、それでも大型の40センチ越え。どちらも切り身にしないと煮るのも焼くのも厳しそう。グリルに入るサイズのカレイも旨いけど、圧倒的な厚みのある大型のカレイもまたいいかと。まだこの時期は、朝晩も肌寒くて、煮魚も焼き魚も苦になりませんよね。子持ちも期待できるし、何と言っても相場がお安め。カレイ類をお買い求めにならない手は無いと思いますよ。

特に珍しい魚でもなく、うんちくも全然ない。ブログの内容も薄めなのでもう一ネタいくか。とは言っても、またカレイだよん。これも土曜日の取材から。

前の方のブロックで触れましたが、石巻産のセッタガレイのむき身。5入りの5キロでした。他にも宮古産の入荷がありましたが、大きかったのが石巻産だったので、こちらを採用。標準和名はサメガレイだけど、ホンダガレイという名前で入荷することもありますね。分厚い身が特徴なんですけど、これじゃ判らないか。そんなこともあろうかと、横からも撮ってみましたよ。

見てくださいよ、この厚み。一番厚いところで4~5センチはあるでしょうか。とにかく煮つけると旨いんですよね。カレイらしい脂の感じもありつつ、身には歯ごたえもあり、煮くずれもしにくい。日ごとに漁模様は違いますが、総じて三陸筋では豊漁なんだそう。お値段もほぼ最安値域らしい。ただ、担当者によれば、このお安い価格に加工業者さんが目を付けて、原料として買い求める動きが活発化しそうなんだとか。今はレトルトや冷凍ものの煮ガレイも色々ありますからね。原料としての需要が出てくれば、値が上がることも十分に考えられますので、今のうちに味わっておくことをお勧めしたいですね。ついでなので、担当者から教えてもらったうんちくをば。このセッタガレイ、需要があるのは関東までらしくて、そこから西はあまり売れないんだとか。脂がたっぷり、というよりは、さっぱり目の魚を好む地域になりますからね。でも、あちらでもマグロの大トロや牛肉の霜降りなんかは普通に売れてますよね。という事は、彼らはまだ気づいていないのかも。という事は、今、食べなきゃならない理由がもう一つ出来たわけだ。セッタガレイ、いつ食べるの?今でしょ。そんなわけで、よろしくお願いします。

さてと、お時間も来たようです。記事もここまで。あ、日差しが出てきましたね。ようやく木々の緑のまぶしさを感じることが出来そうです。今ごろは、岩手の自然が一番美しく見える時期じゃないですかね。お出かけするのも良さそう。帰りには魚、買って帰ってくださいね。モリ介がお送りしました。また明日、お目にかかります。