こんにちは。今日もモリ介(仮)がお届けします。お願いします。
週末だけど天気はパッとしない。雨模様で客足の伸びも気になる。
気温も上がらないみたいだから、鍋材料が売れるのかな? それにしても
野菜の高っかいこと! 手が出ないよ。玉ねぎともやしで鍋にしようかな。
あ、それから、昨日の記事でイナダを書いたけど、会社の帰りにお店に
立ち寄ったら、良さそうなイナダの半身が、お手頃価格で並んでる。
たまらず購入して、カルパッチョで食べたよ。面倒なので、野菜無しで。
オリーブオイルに塩とニンニク、風味付けに醤油を少々。あっという間に
平らげちゃいました。ごま油や玉ねぎ系のドレッシングでもいいかも。
居酒屋さんのお通しぐらいの値段で買えるお刺身、このご時世、貴重じゃ
ありませんこと? ぜひお試しくださいね♪ 話は今朝の卸売場へ。
色々と撮り貯めた写真もあるから、蔵出しにしようかなー、と思っていた
モリ介(仮)。とある箱の中身に目が行った。ん?なんだこれ?
魚の卵には間違いないんだろうけど、スケコ(生タラコ)にしては粒が
大きいし、生イクラでは絶対ないし、粒の大きさからすると、ブリコ?
でも卵のうの大きさからすると、よっぽど大きなハタハタだよ。だいたい、
卵を取り出して、別売りするんだっけ? と色々考えながら、横に貼られた
ラベルを見ると、トウベツカジカの卵、とある。カジカ? あ、あの
ゴツゴツした感じの? ちなみに、川にいるやつとは違いますよ。あっちの
方はハゼみたいな見た目。モリ介(仮)は、海でも川でも、釣りは一切出来ない
ので、全然わからないんですが。と、お隣で、毎日早い時間から来場される
ベテランのお客さんが一言。「何で卵が別なんだろうねー。わざわざ捌いて。」
その言葉で、モリ介(仮)、隣の箱が、卵を取り出された本体?魚体?である
ことに、初めて気づいた。その写真がこちら。
全長で40センチはある魚体。6キロ5尾入りなので、少なくとも1キロ
オーバーではありますね。ちなみに、箱には、腹を上にして詰められていて、
いわゆる切腹状態でしたので、背びれを上にして写真を撮ってます。
調べてみると、この魚、ケムシカジカ、というのが正式名称。トウベツカジカ、
というのは北海道での呼び名らしい。当地では、年中釣れて、釣り人には
良く知られる魚なんだとか。それが、今の時期、産卵のために浅瀬にやって
来る、と書かれてました。卵の方も、知る人ぞ知る珍味で、イクラのように
醤油漬けにして食べるらしい。値段は思いっきり安いみたいだけど。本当に
この時期だけのものなので、北海道では楽しみにしている人も多いんだろうなー。
でも、盛岡ではなじみがあまり無いし、どうやって食べるんだろう。あ、魚の
身の方ですけど、汁物や鍋、煮ものや唐揚げなんかがいいらしい。煮物では
煮崩れしやすいので注意、とも。なんか、アンコウに似た感じなのかな~、
と、勝手に感想を抱いたモリ介(仮)でありました。でも、絶品、とも
いわれる、卵の醤油漬け、食べてみたいな~。旨いんだったら、何でも
食べてみたいですよね。あ~、世の中には、食べたい物があふれてるな~。
でも、その割には同じものしか、食べてないんですよね。特に、モリ介(仮)は
食には保守的なので。ちょうどお時間になりました。今週はこの辺で。
また、来週に。