こんにちは。お送りするのはモリ介です。よろしくお願いします。
もう、10月になっちゃいました。今年もあと3ヶ月なんですね。モリ介実家では、もうストーブが一部稼働。モリ介父は、朝晩の気温低下がもう寒いんだそう。暖房の面倒はモリ介が見なきゃないので、これからは毎日の作業が加わることに。昔の家だから居間には壁が無くて、上から下までガラス戸。ちょっとした工事をしないと、強制吸排気の温風ヒーターが設置できないんです。工事にもあまり乗り気でなくて、結局温風ヒーターと反射式ストーブへの給油が夕方の日課になっちゃった。まあ親の事なんでしょうがないんですがね。1月あたりの極寒期は、ストーブとホットカーペットとエアコンの暖房と使い捨てカイロで温まってる。日差しが入ってる時なんかは、暑いくらいだし。歳をとるとこんな感じになるんでしょうかね。
今日は、日本の首相が決まる日。まあ、誰になるかは決定済みですが。衆議院の解散と総選挙も、日程が出てきてましたね。岩手の場合は、参議院議員の補欠選挙もあるんで、ダブル選挙ですな。それにしても新首相、総裁選の時は、予算委員会を開いて討論をしてから選挙、とか言ってなかったっけ。野党との討論は選挙に不利になるとか、総裁選で新鮮味があるうちに選挙戦へ、とか、周囲に丸め込まれたんですかね。確かに、裏金議員の公認問題についても、党首討論で言質を取られると、色々面倒なのはわかりますけど。なんか、力技っぽいのもどうなんですかね。
昨日のニュース、見ました? 新総裁と長年の確執がある長老議員のふるまい。仏頂面で集合写真、拒否してましたよね。ご当人が総理大臣在職中、新総裁が退任を迫る行動をしたとかで、犬猿の仲なんだとか。何十年も前の話ですよね。なんか大人げないというか、幼稚というか。結構批判も出るんじゃないでしょうか。岩手県選出の、大臣経験が長い議員さんの、ごく近い姻戚でもあるんですよね、その長老議員って。今回の選挙に悪いイメージが付かなきゃいいんですが。老害とか言われちゃいますよ。歳をとったらニコニコしてるのがいちばん。
さてと、今月初っぱなの卸売場へ。荷物はあまり多くないかな。お客さんも、思ったほどじゃない。サンマもサケもカツオも入荷はありましたがね。というわけで、最初のネタは、西のフグと並び称される、先週取材のコレから。
これ、何だかわかりますか? これじゃ判んないですよね。腹を上にして発泡スチロールに入れられてるアンコウです。なんとか背中の方を見たかったんだけど、ヌルヌルが凄いし、17.3キロもある、ということで断念。産地は新潟県でした。お買い上げになったお客さんも、どう扱うんですかね。つるし切りにするにしても、一人じゃ到底無理かと。モリ介は全然知らなかったけど、調べてみると、普通、市場に入荷するいわゆるアンコウは、標準和名はキアンコウというみたい。で、ややこしいのは、標準和名アンコウは、別の種類で、通称クツアンコウとして市場界隈では呼ばれてるよう。クツアンコウの身は水分が多く、身崩れしやすいので、値段もキアンコウより安いんだとか。圧倒的に水揚げも少ないらしい。産地では、余程のことがない限り混同はされないようなので、この魚体、キアンコウで間違いないかと。そういえば、ひと月前にも、アンコウ、やってたんだっけ。でもこの間は3キロちょっと。これは5倍近く大きいですからね。鍋にしても、相当の人数が楽しめるんではないでしょうか。
そしてもう一ネタは、今朝の取材。本当はこれをトップネタにしようとしたんだけど、少々小さくて、モリ介が思うほど価値が高くはなさそうなので、この順番に。
スマガツオ、久慈産です。5キロ、7尾なので、1尾あたりは700グラムぐらいですかね。何でモリ介が色めき立ったか、というと、随分前だけど、市場の食堂で食べて美味しかったから。カツオだけど、マグロのトロのようなねっとりとした脂が、本当に旨いのなんの。最初はスマガツオなんて知らないから、カツオじゃないのか~、とか思ったんだけど、仲卸さんに絶対に旨い、と言われて食べたら、その旨さに感動した、というわけ。営業担当によると、もう少し大きくないと脂も期待できないみたいで、カツオよりもはるかに高い値段かと思いきや、全然お安い価格でした。2キロぐらいにならないと、ダメみたいですね。調べてみると、標準和名はスマ。関東ではヤイトと呼ぶようです。スマの由来は、縞模様が横なので、シマガツオ、が変化した、とのこと。そういえば、マサバの模様にも似てますかね。このスマガツオ、もっと大きいものが入荷するようでしたら、またお伝えしますね。
それでは、今日のブログもこのあたりでお終いとしましょう。明日は、恒例の水曜休市で当ブログもお休み。また木曜日にお目にかかります。三陸沖合を進む台風が、ちょっと気がかりですね。モリ介でした。