• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

今日も元気に、でもないか、とにかくお送りします。モリ介です。こんにちは。

いや~、当たっちゃいました、雨に。近場だったんでそこまで濡れることはなかったんですけど。夕方は大気が不安定、とか予報が出てるのに、傘を持ち歩かない首都圏の若者。さんざん悪口を書いたのに、昨日の腰の治療の帰り、建物を出たとたんに雨がパラパラと。え?雨予報だっけ?行きは日差しが結構強かったのに。この理屈、件の若者連中と同じだよ。そういえば、会社の帰り、道路に水たまりがあったっけ。全然知らなかったけど、午前中に雨が降ったのは間違いない。ヤバイと思わなきゃいけなかったんですよね。人の悪口を言うと、こんな目に合う。見本みたいな話ですな。

実は、最近、というかここ1~2年ぐらい、特に困っていることがあるんです。それは、手というか、指のしびれ。それも左手だけ。え?それって、脳関係?ヤバいじゃん、って思いますよね。でも、元々の始まりは、10年以上前。脳関係がヤバい人って、10年もちませんよね。事の始まりははこう。ある日突然、左手が真っ青、というか、真紫になった。内出血みたいな感じで。それが痛みとかも全然ないんですよ。その日早退して、整形外科に行くと、「レイノー現象ですかねぇ」という。血行障害がありそうなので、電気をかけましょう、となった。3日ほどで、紫色は無くなったんだけど、なんか、指の感覚が変。セロハンテープがくっついたまま、というか、とにかく何かを触った感じが、ダイレクトでないわけ。事件の犯人が、指紋を残さないように、瞬間接着剤を指の腹に塗ってる、そんなイメージ。血行障害は無くなったけど、神経のどこかが圧迫されてるみたいで、治らない。

神経って書いたけど、理由があるんです。主治医から聞いて初めて知ったんですが、指の神経は、脳を出発して手首を通る時には、すでに2本に分かれているんだそう。その境界線が、薬指にある。それも、薬指の内側と外側で異なる神経の経路なんだとか。なんじゃ?この構造。今でもそうなんだけど、薬指の中指側と小指側では、受ける感覚が全く異なる。問題なのは、中指側。というか、親指から薬指の内側まで、全部がしびれてる。とにかく毎日電気治療をするしかないわけ。300円払って。あと、神経回路の修復に効果がある、とかいって、ビタミンB12製剤も飲むんだけど、これも全然効かない。ところが、そのうち、背中が痛くなってきて、そっちの治療がメインになっちゃった。そのあと、臀部が痛くなって、歩行困難に。杖をついて通勤、ということになるんですが。その後は、首、肩の痛みや、臀部痛の再発もあって、放置状態ですよ。今も指の動きには全然問題が無いんですけどね。このしびれがもう、イライラの元というか。この話の続きはまた今度ね。

それでは卸売場の話題へ。月末も近いけど週末ということもあって、入荷もそれなりにありましたね。まずはお約束してたこともあって、この商材から。

北海道産の生イクラ、3キロ入りです。この間、北海道の漁業者さんがテレビの取材に答えていて、徐々に漁獲は上向くんじゃないか、と言ってましたね。10月上旬に期待してるそうですよ。でも東京の鮮魚店では、その日の市場入荷が全然なくてこぼしてましたね。生スジコも少ないし高い、って言ってました。今後の漁模様はどうなるんでしょうかね。漁業者さんのおっしゃる通りになってくれる事を祈りたいです。でも、三陸の秋サケ漁は、しばらく期待薄でしょうかね。だって、カツオとかカンパチとか、南から北上してくる魚が獲れてる状況。まだ水温が高いのかも。ところで、生スジコをほぐしたものが、生イクラなんですが、実は若干ではありますが、キロ単価は生スジコのほうが高い。手間がかかってるのになぜ? 前からモリ介は疑問だったんですよ。で、ベテラン幹部に聞いてみたところ、こんなことが分かりました。あくまでも、推測の域を出ない、としながらも、①生スジコをほぐす時にお湯を使ったりするが、その時に水分を吸って重くなるから。②特に関東では生スジコが売れるため、需要が高い生スジコの相場が高くなるから。なるほど、確かに同じ原料を同じくらい使っても、塩イクラと醤油イクラでは、出来上がりの重量が違う。なので、醬油イクラは塩イクラよりも価格が安めになってますね。同じ理屈かと。そして②についても、テレビ取材の鮮魚店さんでは確かに生スジコの品ぞろえがありましたね。ま、北海道とか東北と違って、関東圏では家庭で塩イクラとか醤油イクラを作ることはあまりないでしょうから。となれば、業務筋の需要がメインでしょうから、イクラに引き合いがあまりないのも納得ですかね。とにかく、漁模様が順調になって、落ち着いた相場になってくれることを、切に願います。

そしてお次のネタは、昨日の取材から。見たこともない魚もあったんだけど、生イクラ、ときたら、冬の重要商材であるこれも紹介しないと。一旦、掲載を断念したネタでもあるんで。

北海道産のスケシラコ、3キロ入りです。ピンク色の部分はまだ少し未熟な感じですかね。緑色にみえるのは魚の内臓に触れていた部分。傷んでるわけではありません。洗うなりしていただければ、問題なし。お鍋や煮物でガンガン食べようと思えば、お値段がリーズナブルなスケシラコ一択でしょう。あ、天ぷらもいいですかね。モリ介は、居酒屋さんのメニューに白子の天ぷらがあれば、必ず頼みますよ。マシラコのことも多いけど、スケでも全然オッケー。こんなことを書いてたら、無性に食べたくなっちゃった。でも、モリ介嫁があんまり食べたがらないんだよね、白子って。だいたい、魚のお陰で生活出来てるのに、不謹慎極まりないですよね。誰か言ってやってくださいよ。モリ介は言えないんで。

さてと、そろそろ時間ですよ。今日のブログはこれでお終い。明日は土曜日で世間はお休みだけど、市場は元気に営業です。土曜日は開市だから、その日の魚が店頭に並びます。お休みの日に魚を買うなら土曜日がおすすめ。家族連れで美味しそうなお魚、選んでくださいね。モリ介でした。また明日。