こんにちは。モリ介です。久しぶりでしょうか、水曜日の営業。ブログもやっていきますよ。
今朝、身支度を整えて外に出ると、あら、寒い。モリ介はいつも通り半袖。どうせ車だしいいか、と思ってそのまま会社に来たけど、そろそろ長袖も必要? モリ介はあまり長袖が好きではないので、できれば半袖を長く着たいんですが、寒いのを我慢するのもアホらしい。風邪もひきたくないしね。
昨日は今朝ほど寒さを感じなかったので、都心方面へウォーキング。途中で車で来たモリ介嫁と合流して、ごく近い親戚の墓参り。モリ介嫁はまだ杖状態だけど、なんとか車は運転できるようになった。切り花とかローソクも必要なので、運んでもらったんです。朝早い時間だったけど、墓地には人影も何人か。お彼岸の中日ですからね。墓の区画に来てみると、お盆にはきれいだった地面は草ボーボー。正直ここのご家族はあまり墓参とかには熱心ではない。毎年お盆には、モリ介妹が草取りをするのが恒例になってる。ところが今年は、モリ介妹が都合が悪くて、モリ介が意気込んで草取り支度をして行ったんだけど、草はすでに誰かが取り去った後。ご家族が早めに来たのかな?とか思ったけど、花が上がってない。花も持たずに来るわけがないじゃん。誰が草をきれいにしたのか、いまだ不明。墓地でやってくれたのかな~。今年だけって変だよな。ここまで書くと、ご遺族がだらしない印象なので、付け加えますと、実はここの家、仏教ではなく神道なんですよ。だから、お盆もお彼岸も関係ないんです。じゃ、なんで墓参?となりますよね。実は、モリ介母が、普段行かないからモリ介家と同じタイミングで行け! とうるさいわけ。モリ介父は、ある程度おおらかに許してくれていたけど、モリ介母はある意味、原理主義者っぽい。8月13日の午前中に必ず墓参せよ、とかね。まあまあ、と言ってくれる存在が居なくなったので、結構厳しめに振り回されておりますよ、モリ介は。
神道って、皆さんはあまり馴染みのない方もいらっしゃいますかね。モリ介はキリスト教のご葬儀は出たことが無いのと同様、それぞれのお家によって、経験値もいろいろでしょうかね。神道の場合は、「ご低頭ください」と言われるタイミングが何回かあるので、その度に頭を下げ、「お直りください」の言葉で頭を上げる、そのくらいでしょうか。あ、そうだ、玉串の奉てんがあるんですよね。30センチぐらいの枝に濃い緑のツヤツヤの葉っぱが付いてるヤツ。あれって榊(さかき)というんだけど、それを神主さんから受け取って、祭壇に捧げ、二礼二拍手一礼、となるわけ。だけど、どうやって榊を扱うかお判りですか。受け取りの際は、必ず右手が根元、左手が枝先と言うふうに渡される。その時も右手は手の甲が上、左手は手のひらが上で受け取るわけ。榊を右回りに回して根元を祭壇に向けて置くんですが、ん? 右回りだと根元が向こう側に行きませんよね。なので、一旦枝先を祭壇に向けて、左手を根元、右手を枝先、という風に持ち替えるんです。そして右回しにして、根元を祭壇方向に、という事になります。それから二礼二拍手一礼という順番。それからもう一つ、ご葬儀の場合は、拍手の音を立ててはいけません。必ず神主さんから、「忍び手で」と指示があります。これは音を立てないで拍手をしろ、という事です。自分の順番の前には、祭主(仏教でいうところの喪主)やご家族が拝礼しますので、しっかりと見ておきましょうね。居眠りしてると恥をかきますよ。件のお家でおばあ様が亡くなった時のご葬儀。お孫さんでしょうかね。数人で玉串奉てんのやり方を一生懸命繰り返し覚えていましたよ。こんな上から目線の事を書いていても、実はモリ介、讃美歌が全然分かりません。あれって、練習も無しにいきなり本番。結婚式でのモリ介は、全編口パクです。
さて前置きが長くなっちゃった。卸売場へと行きますか。あれ~、魚が少ない。サンマはほぼ無し。何でもお休みしてる浜も多いんだそう。カツオ、釣り物のスルメ、ブリ、秋サケが少し。青物もあまり無い。休み明けだけど、お客さんも少な目。明日以降仕切り直しでしょうかね。その前にサンマの情報。確かに漁場は近場にも形成されていて、船で片道7時間ほどの、一日で漁を終えて何とか戻れる距離だとか。ただ、ここに来てジャミ(すり身やエサにしかならない小さいサイズ)が全体の3割ほどを占めるようになって来たそう。生鮮販売サイズでも、中心が4キロ35尾近辺となって、27尾あたりだった頃とはずいぶんと状況が変化してるようです。この状態が続けば、大きいサイズは高値になってしまいそう。
ここに来ていい話が無くなって来た感じ。それよりもネタだよ、ネタ。魚が無くても何とかするのがモリ介の仕事。目を凝らしていると…。ん、今シーズンはまだやってないよね、の商材が。まあ、ニッチではあるんですが。
北海道産の秋サケ白子です。担当者によると、加工業者さんは青森県だけど、原料は噴火湾産らしい。他にも日高産の白子も入荷してたんですが、こちらは未熟なのか赤いものが多かったので、噴火湾産を採用。タラの白子は食べるけど秋サケはね、とおっしゃる方も多いかも。モリ介もあまり食べないかな。だけど調べてみるとこれが栄養の宝庫。特有のタンパク質や核酸が豊富で、アンチエイジングやダイエット、成長促進などの効能があるそう。そういえば化粧品の原料にもなってたはず、サケ白子。さっとゆで上げて、秋ダイコンとのポン酢和えなんて良さそう。天ぷらもいいそうで、お高いうえに指先が痛みそうなタラ白子よりも、こっちの方が安心かも。
さて、今朝の二ネタ目へといきましょうか。モリ介は名前すら聞いたことのない魚。もちろん見るのも初めて。養殖ものだったんだけど、天然ものが獲れるのはどこらへんかな~、と思って調べてみると…。
尾びれの感じが独特ですよね。いずれもお高い、ハタ方面の魚かな~。やっぱり正解。でもこの魚、天然物は存在しない。なんとタマカイ、というハタの中でも最大級の魚と、おなじみの高級魚のクエ、を掛け合わせたもので、その名をタマクエ、といいます。産地は鹿児島県。クエが成魚になるまで4~5年かかるところを、なんと2年でここまで大きくするらしい。クエと遜色ない食味と、タマカイの高い成長率を併せ持ち、病気にも強いのが特徴なんだそう。確かにお値段的にも、クエの半分から三分の一ほどの単価だったようだけど、それでもやっぱりお高いですかね。あ~、味はどんな感じなんだろう。まともに本クエも食べた事が無いくせに、ですよね。昔の営業時代、モリ介はクエ、何度も食べてますよ。ただし、それは、本当のクエではなく、メロ、と言う魚だったんですが。銀ムツ、なんて名前でも売られてましたね。これのもろみ漬け、旨いのなんのって。西京漬けも良かったな~。脂があって骨が無くて、冷えても食べられるんで、弁当用でも売れてたんですよね。今は冷凍メロの原料、当時と一ケタ違う単価ですね。話を戻してタマクエ。お店のメニューに載っていたら、ぜひお召し上がりになる事をお勧めします。世の中に出回り始めてから5、6年、という、まだまだ知られていないお魚なので、先回りして調べて、蘊蓄として語るのもいいかもしれませんよ。オネーサンが、「え~、すご~い!」と喜んでくれること間違いなし。
さてお時間が来ちゃいました。ブログもこの辺でおしまい。お天気も良さそうだし、お出かけもいいんじゃないでしょうか。明日は午前中から雨らしいので、この晴れ間、有効活用したいものです。モリ介は昨日、モリ介母の依頼で、伸びきって邪魔になった枯れた花の剪定をしたんですよ。うっかり半袖で作業したら、3、40分で、腕を4ヶ所、靴下の上からくるぶしのあたりを2ヶ所、喰われました。サンダル履きだったんだよね。今シーズンは間違いなく60ヶ所はやられてるかも。よく効くクリームがあるので、大事には至ってませんが。昔は、蚊なんかにやられることは無かったですけどね。歳のせいなんでしょうか。大き目のカニ缶ぐらいのクリームだけど、もうすでに半分使い切ったモリ介がお送りしました。蚊にはお気を付けくださいまし。また明日。