• 岩手県唯一の中央卸売市場水産部から、あれやこれやの情報・話題をお届けします!

モリ介です。こんにちは。本日もお届けしてまいります。火曜日は結構な雨でしたね。帰宅してから、ちょっと出かけようと思ったけど、雨がひどくて断念。思いのほか強い降りだったように思います。

昨日の水曜休市は、雨が上がったので、草取りの後、恒例のウォーキングで、岩手公園経由で都心方面へ。川の上流も大雨だったんでしょうか、中津川も川原がほぼ水没。上から川原に降りる階段の一番下の段は、流れに飲み込まれてる。岩手公園の広場は、これまで三分の一ぐらいが石垣の石置き場になってましたが、ほぼ半分に縮小。さんさ踊りまでには、全面撤去になるんじゃないでしょうか。それにしても猫が多いですよね、この公園。ほぼ毎回ですけど、餌やりをしてる人もいる。それも複数人。餌やり禁止の看板もあったようだけど、実際はどうなってるんでしょうか。春頃でしたけど、内丸緑地の池でも、池にパンの切れ端みたいなのを放り投げているご老人もいましたね。何で覚えてるか、というと、抱えてる袋の大きさがデカくて。10キロの米袋2個分ぐらい。これ全部、池に入れるの? 緑地のベンチで休憩してると、今度は、スズメが2羽、30センチぐらいの所まで寄って来て、モリ介に向かってなんか言ってる。おそらくだけど、”餌まいてくんないんだったらベンチに座んなや”みたいな感じ? そういえば、さっきも猫がニャーニャー言ってたな~。餌を持ち歩かないと、おちおち散歩も出来なくなるんじゃ。

そこから方向を変えて肴町方面へ。報道でも出てましたが、モナカさんの開業が目前。入り口には花も飾られてる。行列されるお客さん用でしょうか、外に椅子が並べられてるお店も。え?無くなったりしませんかね? ちょっと心配。裏手をぐるっと回ると、テナントに入るお店の従業員さんがトラックで搬入口へ。まだ朝の6時なのに、お疲れ様です。オープン前日、まだまだやることがたくさんあるんでしょうね。モリ介も、短いながらも小売経験者。このような人々の頑張りで、お店は回ってます。繁盛してくれるといいなぁ。あ、朝日が射してきましたね。少し前まで雨予報でしたが、お天気は大丈夫そう。お時間があれば、ぜひお出かけください。

それでは、卸売場の話題にまいりましょう。以前にも取り上げましたが、本来ならば最盛期であるはずのホヤ。高海水温による生育不良や、付着物によって、水揚げがままならない状況、新聞にも載ってましたね。あらためて、担当者に状況を聞いてみました。県内産については報道の通りで、水揚げも少なく、当市場にも入荷したりしなかったりの様子。また、大産地である宮城県産も、7月一杯ぐらいで、入荷が途絶えそう、とのこと。とりあえず写真に収めました。

上が宮古産、下が宮城県産です。どちらも養殖。何となくですけど、宮古産の方が、天然っぽく見えません? トゲトゲの感じとか。でも、天然は、もう少し色がくすんだ感じになるんだとか。確かに、今日入荷してた青森県産の天然ホヤは、その通りでしたね。あ、写真、撮っとけばよかったか。現在では、ホヤ養殖、北海道でも行われてるらしい。だけど、輸送距離が長くて、生鮮での入荷は難しいみたい。つぶれたホヤなんて、誰も食べませんしね。そうなると、北海道原料の解凍もの、と言う選択肢が主流になってしまうかも。モリ介の若手時代には、あれほどの物量が売場にあふれてたのに。

そして、もう一ネタは、サンマ。と言っても、解凍サンマ。写真は火曜日のものです。

宮古産の4キロ40尾。”解凍”ですから、旬とかでもないんですがね。じゃ、何で取り上げたの?というと、サンマの大不漁期を迎える前は、ちょうど今頃が、新物サンマの初入荷の時期だった、ということなんです。刺し網漁の小型船が解禁になって、根室あたりでご祝儀相場がどうこう、という報道が必ずあったんですけど。今年は、解禁日がいつで、出漁した漁船がどのくらいあるのか、なんて、報道にもならない。前にも書いたけど、棒受け網漁という、独特の漁法が解禁になる前、7月の下旬には、そこそこの物量が、当市場の卸売場にも並んでましたよ。棒受の大型船が獲ったサンマが入荷する8月の下旬には、大型サイズ1尾100円も当たり前で、食べる方もそろそろ飽きが来てる、みたいな。今年の、公海での棒受け網漁の解禁は、船の大きさに関係なく、8月10日なんだとか。とにかく、物量の確保を最優先にした、ということらしい。去年、新物サンマを取り上げたのは8月の末。あとひと月半も待たなきゃならないのか。なんか、暗澹たる気分ですな。

というわけで、本日はここまでに致しましょう。お届けしたのはモリ介でした。また明日、お目にかかります。